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小学校が義務教育である意味とは?アメリカなど海外との違い

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小学校入学から、中学校卒業までの9年間。

年齢にすると、6歳から15歳。

日本では、この期間が義務教育とされています。

そもそも義務教育とはなんでしょうか?

この記事では、小学校が義務教育である意味とは?アメリカなど海外との違いについて調べてみました。



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義務教育の意味とは?

憲法第26条第2項では、「すべての国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う。義務教育は、これを無償とする。」と定められています。

言うまでもないことではありますが、義務教育の義務とは親の義務です。

義務教育を受けることによって、「人間の一生を通じての成長と発達の基礎づくり」を行います。

そう考えると、これはつまり親は子の成長の義務を負うという、当たり前のことだと言えます。

しかし、成長の義務を負うことが当然だとしても、各個人でその教育内容を考えることは無理でしょう。

仮に、教育内容が決められていたとしても、適切にそれを与えることは難しいです。

そのために、公立の義務教育機関として小学校・中学校が設置されています。

そして、それが無償で行われることも決められています。

親が負う、子どもの成長に関する、教育内容の教授を親に代わって行うところが、小学校だと言えます。

 

諸外国の義務教育

日本では、9年間で行われる義務教育はほかの国ではどのようになっているのでしょうか。

アメリカは、州によってその制度も異なります。

カリフォルニア州では、6歳から18歳と日本と比べると長く、日本で言えば高校までが義務教育になるイメージです。

さらに、他の国も比較すれば、日本より長い国もあれば、短い国もあります。

短い国で言えば、ベトナム、バングラデシュ、イランは5年間です。

長い国で言えば、先ほどのカリフォルニア州のほかにもオランダ、ハンガリー、ベルギーが12年間です。

就学時期も国によって違いますが、6歳前後に始まる国が多く、15歳前後に終わる国が多いです。

義務教育期間が短い国だと、11歳や12歳で終わります。

反対に長い国では、就学開始が早くなる国が多いです。

ルクセンブルク、オランダは4歳から、イギリス、イスラエルは5歳から始まります。

しかし、こうした国はそれほど多くなく、6歳から15歳の9年間の義務教育というのは世界的に見てもスタンダードだと言えます。

義務教育の費用負担に関しては、無償というところが多く、ここは日本と同じです。

日本では、就学する学校は公立の場合は学区により決まっています。

イギリスでは、学区ではなく希望で学校を選びますし、フランス・ドイツは基本的には学区で決まっていますが、希望により変更も可能です。

日本やアメリカでは義務教育終了後に、上級学校進学を希望する場合、基本的にはどの学校も希望することができます。

これに対して、ドイツなど中央ヨーロッパでは、義務教育期間内に、進みたい上級学校に合わせて学校選択が行われます。

 

これからの日本の義務教育

こうした外国の教育事情などから、日本の義務教育制度の変更を希望する声は以前からあります。

その一つが、高校の義務教育化です。

先ほどのカリフォルニア州の例などもありますが、これは日本の現状からも言われています。

すでに、高校への進学率が全日制だけでも97%を超えており、ほぼ全員が高校へ進学することが現実です。

その一方で、経済的に高校就学ができない、もしくはできたとしてもかなりの無理をしているケースがあります。

こうしたことから、高校の義務教育化については以前から日本において議論されています。

さらには、イギリスなどに見られた自由学区制の導入についても日本において議論されています。

自由学区制の導入となると、子どもにとってメリットとしては

  • 選択の幅が広がること
  • 教育に競争がおきて教育水準が向上すること

が期待できます。

一方でデメリットとしては、選択できない子ども(特に経済的理由で)と選択できる子どもの格差が広がることが懸念されます。

もちろん、小さな変更はもっとたくさん検討されていますが、この2つは日本の義務教育を根本的に変える大きなものであると思います。

まだまだ、その方向に進むという段階ではありませんが、今後も注目していきたい内容です。

 

まとめ

いずれにしても、今の日本では親が子どもの成長に関する義務を追っています

そして、そのための多くの時間を小学校で過ごします。

小学校生活を充実させることは、子どもの一生の基盤づくりです。

そのために、親として一緒に考えていきましょう。

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FK

FK

FKです。東北在住、3人の子どもがいます。教育の時事問題に興味があります。子どもには、いろいろな体験を通して成長してほしいと思っていますので、座ってする学習だけでなく、外で活動することも重要だと考えています。新聞を読んだり、本を読んだりして、自分の世界を広げていくことが将来役に立つと思っています。

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