10月からワンダーボックスを利用している我が家ですが、利用する前は正直いうと「ワンダーボックスとシンクシンク (アプリ)って何が違うの?」と思っていました。
シンクシンク はコロナの影響で臨時休校になった4月から使用していて、かれこれ6ヶ月利用し続けているので、よく知っていました。
その上でワンダーボックスに切り替えてみたのですが、利用してみた感想は「ワンダーボックスとシンクシンクは全然違う!」です^^;
この記事では、ワンダーボックスとシンクシンクの違いを細かくご紹介したいと思います。
▶︎▶︎▶︎ワンダーボックス公式ページ
ワンダーボックスにシンクシンクは含まれている?
ワンダーボックスを利用しようと思ったら、アプリ「シンクシンク」 と比較してしまいますよね。
シンクシンク はこちら↓↓↓
実際、ワンダーボックスのアプリの中にも「Think!Think!プラス」があります。↓↓↓
「シンクシンク」アプリを先に利用している親御さんだったら、「シンクシンクでいいか。」と思ってしまう人も多いかもしれません。↓
シンクシンクのアプリ課金した!下の子と二人でやってて楽しそう。ワンダーボックスも気になるけど、とりあえずアプリで様子見
— ばんばん@フルタイムWM (@banbanbar3) September 21, 2020
実際、ワンダーボックスの利用でシンクシンクに含まれている問題(ゲーム)は全部カバーされているようです。
シンクシンク にある星(問題のカテゴリ)は以下のとおりですが、全部ワンダーボックス でも出題される範囲です。
- シンクトピア「遊べる問題がどんどん増えていく不思議な星」
- アトラニアス「船長が選んだスペシャル問題に挑戦できる星」
- バベロン「進むほどに変化するふしぎなタワーがならぶ星」
- プレミール「珍しい問題や貴重な問題が遊べる星」
ただし、ワンダーボックスのシンクシンクプラスでは「今月の問題」や「くじ引き」で利用できる問題が決まったりしますので、選べる問題の種類はシンクシンクの方が多かったり、制限があったりします。
シンクシンクとワンダーボックスの違い
シンクシンクとワンダーボックスの違いを表にしてみると
「ワンダーボックスとシンクシンクの違いはなんだろう?」をまとめると、以下の点が挙げられます。
ワンダーボックス | シンクシンク | |
学べること | STEAM教育の全て Science(化学)・Technology(技術)・Engineering(工学)・Art(芸術)・Mathematics(数学) | STEAM教育の一部 Mathematics(数学)のみ |
教材 | アプリ、ワーク(紙)、ビッグペーパー(紙)、知育玩具 | アプリのみ |
利用制限 | 特になし | 1日1題〜3題の問題のみ |
問題の種類 | 毎月3-4種類の問題(月ごとに問題が変わる) 1種類の問題を難易度アップしながら解いていく「バベロン」では最難関の問題がプラス | 少なくとも10以上の問題の中から選べる 子供の進度に応じて問題が追加される |
取り組む内容 | 答えのある問題を解く、自分で問題を作る、考えを表現する、作る | 答えのある問題を解く |
対象年齢 | 4〜10歳 | 4〜10歳 |
料金 | 3,700円〜 | プレミアムコース月額980円 スタンダードコース月額300円 無料コース |
親の干渉度 | 親が一緒にやってあげると最大限活用できる | 子供だけでもOK |
アプリで遊べる問題(ゲーム)の違い
公式ページでは、「ワンダーボックスの中に、シンクシンクが内包されている(プレミアムコースの内容まで含まれている)ため、ワンダーボックスにお申し込みいただいた場合は、シンクシンクの有料コースは解約していただいて問題ありません。」とあります。
上に書いたように、ワンダーボックスのアプリはシンクシンクで利用できるアプリがそのまんま利用できるというわけではありませんが、「シンクシンク プラス」以外の沢山のアプリもあって、楽しみがかなり広がりますよ。
例えば「コードクラフターズ」というプログラミングのアプリ↓↓↓や、図形でいろいろな形を作るアプリなど、STEAM教育として学べる範囲が幅広いです。
画面の下に並んでいるのが、ワンダーボックスのアプリで学べるアプリです。↑↑↑
リストにしてみると、こんな感じです(2020年10月時点)
- シンクシンクプラス
100種類以上の迷路やパズル - バベロンプラス
どんどん難しくなる1種類の問題を解き続けてタワーの完成を目指す - アトラニアス
算数オリンピックレベルの難問に挑む - コードクラフターズ
プログラミング思考と表現力を身につける(10月号は音楽制作) - ミッションハンター
くまのボスから出されるミッションに挑む(10月のテーマは「文字」) - ずっこけびじゅつかん
2コマ漫画のオチを考える・お題は毎月新しくなる - ピクタネット
4種類の図形だけを使ってお題を完成させる - そっくりさがし
全く異なる2つの絵から共通点を見つける - ジュニアランド(4〜6歳が対象)
タップやドラッグなどの基本操作や思考の基礎を身につける
これだけあったら1日中タブレットを利用してしまうので、時間制限を設定してから渡した方が良いですね。
我が家は1人につき「利用は20分まで、10分経ったら1分休憩」に設定しました。
対象年齢の違い
シンクシンク もワンダーボックスも、対象年齢は4歳~10歳です。
我が家の子供達がちょうど4歳・6歳・9歳で範囲内なので、その取り組んでいる様子を観察してみましたが、3人それぞれ楽しそうに取り組んでいましたよ。
4歳(女児):
- タブレットのアプリで絵を描いたり図形を作るのに、四苦八苦しながらも夢中。
- はてにゃんのパズルワークは意欲的に取り組む。自分で問題を作るのも楽しそうに取り組んでいた。
- キットのボードゲームは少し難しいかったか?あまり興味を示さず。
6歳(男児):
- タブレットのアプリで図形を作るのが得意そう。積極的にいろいろなアプリを楽しむ。
- はてにゃんのパズルワークは、意欲的に取り組んで自分で問題を作りママに「解いてみて」と嬉しそう。
- キットのボードゲームは初め興味を示さなかったけど、誘ってルールを説明したら楽しそうに取り組む。負けず嫌いに火をつけた?!
9歳(女児):
- タブレットのアプリはシンクシンクで3問制限だったのが20分できるようになり嬉しそう。いろいろなアプリに挑戦した後は、シンクシンクプラスに集中して取り組むことが多い。
- はてにゃんのパズルワークは興味をしめさず。やろうと誘わないとダメかな?
- キットのボードゲームは一番初めに興味を持ち、全ての種類に親と一緒に取り組む。
教材・学べる領域の違い
シンクシンクとワンダーボックスの、教材と学べる領域の範囲は全然違うと言って良いでしょう。
シンクシンクはアプリだけ・数学的領域のみの学びがありますが、ワンダーボックスはアプリ・知育玩具(キット)・ワークがあり、学びもSTEAM領域(数学・芸術・技術・工学・科学)の全ての範囲が含まれます。
「キットがあるかないか」が注目されがちですが、ポイントはこの「学べる領域が広がる」ことだと思います。
ただ、ワンダーボックスは利用時間の面でみてもアプリが目立ちがちです。
アプリだけに焦点を当てて「STEAM教育ができる」というのは短絡的すぎると思うので、アプリ以外のキットやワークも同じくらい活用して、親が学びの範囲が偏らないように仕向ける必要があると思います。
使い方・取り組み方の違い
シンクシンク はアプリだけなので、タブレットやスマホを渡せば子供が自由に問題(ゲーム)を解いていくでしょう。
スタンダードコースで1日に3問までの制限があるので、大体10分程度の取り組みになります。10分なら、夕飯の後や宿題が終わったご褒美など隙間時間にサッとできますね。
ワンダーボックスも、使い方・取り組み方は特に順番もなく自由です。
アプリの利用はデフォルトでは制限がかかっていませんが、時間制限を設定できます。
アプリの利用時間を1日に20分〜多くても30分に設定することをお勧めします。(実は15分に設定したかったのですが、最低20分の制限からしかできませんでした。)
ワンダーボックスの使い方について詳しいことはこちらの記事で書いています:ワンダーボックスの使い方・取り組み方と注意点
価格の違い
シンクシンク は無料でも問題に取り組めますが、利用人数を増やしたり、問題の種類をグレードアップすることができる有料コースが用意されています。スタンダードコースは月300円・プレミアムコースは月980円で利用できます。
ワンダーボックスの価格は、年齢に限らず月々税込4,200円です。6ヶ月一括払いにすれば月々税込4,000円、12ヶ月一括払いにすれば月々税込3,700円と割引料金になります。
さらにワンダーボックスを兄弟姉妹で利用する場合は月々税込1850円と、追加の費用はかなりお得な印象ですね。
ただし、アプリのアカウントはそれぞれの個人データを追加となる一方、毎月届くキットの箱はまとめて1つとなるので注意です。
ワークブックは1人に一冊届きますが、ビッグペーパーは兄弟姉妹で1枚を共有になります。トイ教材は内容によって共有だったり1人一つだったりするそうです。
シンクシンク とワンダーボックス の価格を比較すれば、1アカウントでも約2,700円以上の違いが出ます。
我が家は3人が利用しているので、シンクシンクなら月980円のところを、年払いで安くしても月3,700円+1,850円+1,850円で月7,400円になっちゃいます!!^^;
正直言って、アプリだけに偏った利用をするならば、3,700円を払って利用するのはコスパが「?」です。
アプリと一緒に、ワーク、特にキット(知育玩具)を最大限活用して、家族で一緒に楽しみながら・コミュニケーションとりながら取り組んでいけるなら、学びの質が上がり金額に見合った価値があると思います。
ワンダーボックスはこんな子供さんにおすすめ
シンクシンク は1人だいたい10分程度で終わるので、「隙間時間に軽くゲームで脳トレできる」というイメージです。
一方ワンダーボックス は、タブレットでアプリをするのは我が家の場合は20分設定なので「ギリギリ隙間時間と言えるかな?」と思いますが、キットやワークもあるので教材の全てを活用しようと思うと「隙間時間」ではできません。だから「時間を作ってしっかり取り組むことで活用できる」というイメージです。
我が家の場合は小学生2人と年中が1人ですが、特に小学生の場合は、平日は宿題や遊びなどすでに1日のスケジュールが大体決まっていますよね。
そこにワンダーボックスも取り入れようと思ったら、「今ならまとまった時間が取れるな」っていうタイミングを見計らって、親が働きかけて一緒にやってみたり、やり方を説明したりしなければいけません。
この教材は、子供に「はいっ届いたよ。」と渡して放置では、その20%も活用できないと思います。
特に4歳〜7歳くらいは、親がガッツリ干渉して使い方を教えてあげながら、一緒に遊んであげると良さそうです。
ワンダーボックスを検討している方はこちらの記事も読んでね:ワンダーボックスの効果は?子供3人が1ヶ月使ってみた体験談
10月のキットはボードゲームだったので、小学4年生の長女と休日に1時間ほど楽しみました^^
幼児だったら、ママパパに余裕があれば平日でも楽しく取り組めるアクティビティになりますね。
土日に集中して取り組んだり、雨が降っていて外で遊べなかったりするときに家で学び兼ゲームとして取り入れてみると良いと思います。
また、年の近い兄弟がいれば、一緒に知育玩具やキットで遊ぶこともできますよ。
結論として、ワンダーボックスがおすすめできる親御さん&お子さんはこんなケースです。
- ママ・パパも子供も、時間と学びにまだまだ余裕がある
- 図書館や市販の知育系など身近なモノコトの活用のほかに、家でできるアクティビティを増やしたい
- 知育玩具を定期的に取り入れたい
- 質の高いタブレット学習を取り入れたい
- 子供と学びながらコミュニケーションが取れるツールが欲しい
- 従来の教科学習だけではなく、今注目のアクティブラーニング系の考え方を子供の教育に取り入れたい
ワークや知育玩具で遊びながら、時間制限を設定したタブレットのアプリを毎日少しずつ利用して、図形問題やプログラミング・アート・自分の考えを表現するなどの内容に取り組んでいくと、ワンダーボックスの教育の方針に沿った学びを習慣化できると思います^^
ワンダーボックスの口コミを詳しく紹介しています。こちらも読んでね:ワンダーボックスの口コミ評判は?実際に利用してみた感想・特徴まとめ
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