多くの小学生はお母さんから「宿題したの?」「宿題しなさい」といわれています。
お母さんの気持ちとしては、「言わなくてもするのがあたりまえ」「自分のことなのに」と思ってしまいますよね。
でも、そもそも遊びたい盛りの小学生。
勉強が嫌いじゃなくても、率先して勉強をするような小学生はほとんどいないのでは?
子供は無限の可能性を秘めていることは言うまでもありませんが、それを伸ばしていくためには、親のサポートは不可欠です。
勉強もそうで、1人で勝手に勉強できる小学生はいるはずがありません!(キッパリ!)
子供が将来的に自分1人で勉強できるようになるために、低学年のうちから親がサポートをしてあげましょう。
子供の勉強をそばで見るのが忙しい親御さんにとってはなかなか大変なことだとは思いますが、今の苦労は未来のために・・・そう言い聞かせて親子で頑張ることで、明るい未来が待っているはずです。
この記事では、「小学生の子供が勉強しない!」という時に家庭学習を習慣化するための親の対策をご紹介します。
小学生の子供が勉強しない!という時の親の対策
01.子供を「勉強しない子だ」と決めつけない
小学生の勉強の敵といえば、ゲームやマンガ、テレビがあります。
それらの誘惑があるために「勉強をしない」「勉強ができない」と思っている親は多いと思います。
はたしてそうでしょうか?
例えば学校の勉強に関していえば漢字や計算、本読みがありますが、親からみれば、ゲームの攻略のほうがよほど難しく感じますし、マンガにでてくる文章のほうが複雑です。
でも、ゲームの攻略本を自主的に読む小学生はいますよね。
自分が習っているスポーツの動画を積極的に見る小学生もいます。
では、なぜ学校の宿題にやる気を出さないのでしょうか?
ここに、注目する必要があるのです。
勉強しない原因を親がしっかりと把握することが大事なんですね。
02.「勉強しなさい!」と言わない
あまりにも勉強しないでいると、親もカッとなってつい「そんなことばっかやってないで勉強しなさい!」と言ってしまいますよね。
しかし「勉強しなさい」と言われすぎている子は、勉強をしたがらないばかりか、楽しいと思えずにむしろ苦手意識をもたせてしまうという散々な結果になってしまいます。
勉強を進んでできるようにするには、ずばり「勉強しなくてはいけない」ではなく「勉強を楽しいと思える」ようにしてあげることです。
文科省の調査で半数の子供が「勉強しなさい」と言われるとやる気がなくなると述べているように、親が勉強をさせようとして「勉強しなさい」と声をかけることで、逆にやる気がなくるという本末転倒なことが起こっているのです。
我が子もなかなか勉強にとりかかれないので、言い方を変えるという方法をなるべく実践しようと奮闘しています。
「勉強しなさい」と言いたくなった時は、命令口調ではなく提案するような声かけをしてみましょう。
- 「今やったら5時までに終わりそうだからやっちゃおう」と具体的な例を提示したり
- 「今日は宿題あったかな、どのくらいで終わりそうかな、なにからやる?」と帰ってきたら相談したり
- 「早めに終わらせて残りの時間で遊ぼうよ」と誘ったり
はじめはなかなか難しいことかもしれませんが、実践してみてください。
03.勉強する理由を冷静に伝える
まずは勉強を肯定する表現を使いましょう。
親が勉強を義務的に考えている場合、子供は「勉強させられている」と感じます。
勉強とは、本来は社会生活に必要な基礎学力や集中力を養うためにするものです。
「自分のためでしょ」といわれても、何が自分のためなのか子供にとっては理解できないことが多いと思います。
だから、大前提として、
- この勉強はどんなことに役立つのか?
- 知らないと大人になったときにどのように困るのか?
- 将来の仕事や収入にどのような影響があるのか?
- 将来の自分の生活はどうなるのか?
といったことを、感情的にならずに淡々と説明してください。
「しないと困る」という否定の表現ではなく、「こうすれば役に立つ」というポジティブな伝え方ができると良いですね。
04.学ぶ楽しみを大切にする
小学生の子供にとって、字を書くことや、計算をするだけが勉強ではありませんよね。
- 生き物に対しての興味
- 料理に対しての興味
- スポーツに対しての興味
・・・小学生の生活の中にはさまざまな興味であふれています。
机に座ってすることだけが勉強ではなく、子供の知りたいことに関して調べることや、体験することも勉強です。
これらのことを親が理解し、子供の興味をもったことを一緒に学ぶことにより「学ぶ楽しみ」が定着します。
また、子供が幼稚園や保育園の時は、動物の名前を覚え、数字を数えることができて親子で喜んだ経験がありませんでしたか?
それが、いつしか子どもも大きくなり・・・
テストの点数や成績表の数字だけで一喜一憂していませんか?
結果だけを見て叱ってしまうと、子供もどうしたら良いのかわからずにそっぽを向いてしまうかもしれません。
それまでの努力や学習態度にも目をむけるようにしてあげると、子供も「勉強させられている」とか「親がうるさい」といった考え方を、変えることができるかもしれませんね。
05.他の子と比べるのをやめる
兄弟や友達に出来杉くんのような勉強できる子がいると、ついつい比べる言葉を言いたくなってしまうんですよね。
子供たちにしてみると、自分の頑張っているところを比べられるのは、当然やる気をなくします。
自分に置き換えてみると分かりやすいのですが、家事の頑張りをだれにも評価してもらえないばかりか、「あそこの奥さんはキチンとやっているぞ」なんて言われたら怒りが爆発しますよね?
子供の学習では出来たところに注目し、前に比べてできるようになった成長を喜んで褒めてあげるようにしましょう。
06.親が勉強している姿を見せる
「子供に勉強しなさい」という横でスマホのゲームをしているなんてことはありませんか?
子供は親の生活や姿をよく見ています。
親が勤勉でない場合は、子供が自主的に勉強するということは難しいです。
「一緒に算数や国語の勉強をしましょう!」ということではなく、親が生活や仕事に関する情報や作業効率を意識できているかどうか?ということです。
小学校で課題とされる勉強は座学が多いですが、その量は子供にとって負担と感じられることがあります。
小学校3年生にもなれば、学校の授業のほかにも、家庭学習として毎日30分程度は机に向かう習慣が求められます。
では親は毎日30分、何か集中して学んでいますか?
家事や仕事でバタバタしていませんか?
落ち着いて読書を楽しむような時間をもてていますか?
最近の家庭は共働きも多く時間に追われがちですが、スマホやテレビを見る時間があるのであれば、親が「学習している」時間を子供にお手本として見せましょう。
「子供は家庭の雰囲気に染まる」とよく言われる所以ですね。
07.時間がある時は親が側で見てあげる
小学校一年生の長男の話ですが、年長で入学準備の勉強をしているときに、一時期「中だるみ」のような状態がありました。
「今日は勉強しないの〜?」と声をかけても・・・シーン。
この時は小学生むけ通信教育のスマイルゼミ を利用していましたが、タブレットに触れもせず。
勉強に興味を持つべきこの時期に「やりなさい!」というのはマズイ、と考えていた私は、「それでもまあ良いか」と放置していましたが・・・放置したところで勝手に勉強するはずもありません。
そこで、テーブルでお絵かき、カードなどで遊んでいるときに、簡単な声かけとして「ママが横で見てるから、ちょっと勉強する?」と聞いてみました。
単純なことなんですが、これでほとんどの場合は「うん。」と言ってくれました。
この「ママが横で見てる」というのは単純なようで、結構な威力を発揮します(笑)。
家事や色々やることは沢山ありますが、「10分くらいなら」という気持ちで、お皿洗いなどの家事を後回して、子供の横にいて見てあげるようにしました。
これを1週間続けたところ、なんとなく長男も「夕食後は机で勉強をする」という意識になったのか、食後一息つくと自分からスマイルゼミ を机に持ってくることも多くなりました。
08.出来なくても叱らない・責めない
上の子と比べて「こんな簡単な問題がわからないのか!」ときつく責めてしまってはいませんか?
「勉強しているところが分からない」というだけで子供は困っているのに、そこを責めて自尊心をくじくことは、「勉強を楽しい」と思えるようになるためには一番やってはいけないことです。
「わからない」は一番やる気をなくしますし、それが続くと、「どうせ分からないからやらない!」になります。
分からない部分は一緒に考えてあげるのが一番良いです。
パパやママは忙しく時間がないものですが、分からないところだけ見てあげればよいですし、これなら時間がなくても見てあげることができます。
一緒に考えることは、親が学ぶ態度を見せられるばかりか、親が一緒に考える姿に子供のやる気が後押しされます。
また、親に対する信頼感が高まり、分からないことがあれば親に積極的に聞いてくるようになりますので、良い事ばかりです。
教え方が上手な人は、子供たちに聞かれるとじっくり付き合って分かるまで教えるし、分からないのは当たり前だと思っているので叱りません。
出来たら「できたね!」とほめられるので、子供たちも教えてもらうことに抵抗がなくなります。
まずは、頑張っていた部分を取り上げて、ストレートにほめてあげるのが効果的です。
親としては我が子をほめることに照れくささを感じるかもしれませんが、
- 「頑張ったね!」
- 「できなかったところが出来るようになってきたね!」
- 「すごいね!」
など積極的にほめてあげてください。
自分の努力を誉められることは、もっと挑戦しようという気持ちにつながりますし、なによりやる気につながり、失敗を恐れずに挑戦できる子になります。
学習は毎日取り組まなくてはいけないことですから、やる気があり、進んで取り組めるのなら、それ以上に良いことはありませんね。
09.勉強する環境を整える
小学生が勉強するにあたって、特に集中力のない周りに流されやすい低学年の子供の場合、勉強するための環境づくりはとても重要なポイントです。
自分は勉強しているのにお兄ちゃんはスマホをいじっていたり、お母さんはテレビを見ていたり・・・。
「自分だけなんで勉強しなければいけないの?」とやる気をなくしてしまうのも無理はありません。
ある程度強い意志が持てるようになる高学年ならまだしも、小学生それも低学年では周りに流されてしまいがちです。
だから、周りも宿題や勉強をしたり本を読んでいたりと、同じような空気感の中で勉強させてあげるように環境を整えてあげましょう。
小学生の子供は「勉強嫌い」というより「遊びの方が好きだ」というだけなのです。
勉強嫌いな小学生でも、学校では周りがみんな勉強しているから「自分もやらないと!」とそれなりに勉強しているはずです。
我が家では、夕飯が終わると小学生の2人がリビングの同じ机で宿題を始める流れになっています。
宿題にしても勉強にしても、決まった時間に同じ場所でやることで統一感や連帯感が働き、「自分もやらなきゃ」「勉強するのが普通」という気持ちになるんです。
また、質問があると兄弟姉妹に聞くことができるし、誰かが質問するとその内容に興味を持ったりして、お互いに良い相乗効果があります。
親としても「今はみんな勉強時間だな」「勉強が終わったからゲームをしているな」と行動も把握できるので、特に兄弟姉妹のいるご家庭ではおすすめです。
また、我が家では、子供が勉強している時はテレビはつけず、親も時間があれば新聞を読んだり本を読んだりしています。
もともと平日はテレビをつけませんが、土日も宿題など残っていて子供が取り組んでいる時は、テレビ無しにしています。
こんな風に、子供が勉強する時は「勉強が捗る環境」に整えてあげてみてください。
10.勉強のやる気スイッチを入れる
何事もそうですが、とにかく最初にやる気スイッチが入らないと、動き出すことができませんよね。
同じく、小学生の子供の勉強のやる気スイッチも自分1人ではかけられないものだと思っておいて下さい。
脳科学的に、まず手先を動かさせてやる気を出すことを「作業興奮」と言うそうです。
考えるよりも、まずは手を動かして勉強させる、行動を起こさせることが大事だということです。
そんな作業興奮をおこさせる為に、運動前のウォーミングアップのように、勉強でも脳のウォーミングアップも必要なのだそうです。
いきなり勉強に取り掛かるのが難しいようであれば、勉強に向かう体勢を整えるためにも、今日やるべき勉強について話し合って、スケジュールや内容を書き出してみるのもオススメです。
そうすることで勉強に向かう気持ちも高まり、やる気を持って取り組むことができます。
そして、何より一番のやる気スイッチは、親御さんの一言です。
特に小学生低学年ならば、まだまだ甘えた気持ちもある可愛らしい年頃です。
「すごいね!」と褒められたり、「頑張ろう!」という一言で頑張れる、そんな素直なお年頃なんです。
これを大いに利用して、やる気を出させてあげましょう。
面倒だし忙しいとは思いますが、お母さんの一言や付き添い1つで大きく成果が変わるものです。
小学生の今は毎日やる気になるようにスイッチを入れてあげる手間がかかりますが、今の手間が将来に繋がると思えば、頑張る価値は大いにありますよね。
慣れてくると年齢とともに後々は1人で勉強を始めることができるようになるので、親子ともども楽ができるようになるためにも今頑張っておきましょう。
そうして勉強するのが苦にならないようになれば、当然「勉強が嫌い」なんてこともなくなってくるのです。
11.その日の勉強スケジュールを作ってあげる
男の子女の子に関わらず、小学生はなかなか「自分で考え行動する」ことが難しいです。
なかなか勉強を始められない時は、具体的に今日する勉強内容のスケジュールを決めてあげてみましょう。
- 「今日の自主勉強は、習った漢字を1行ずつ書くというのはどう?」
- 「算数プリントの宿題を○時までに終わらせよう」
こんな風に子供に声かけをしてみてください。
低学年だと“全部”や“○時間”だと漠然とした尺度になってしまい、ただダラダラ時間だけが過ぎてしまったりしがちです。
まだ自分でやるべきことを把握し、やるだけの能力が備わっていないので、親がそこはフォローして決めてあげるとスムーズです。
取り組む箇所も、「ドリルのここからここまでの漢字」や「問題集の○ページから○ページ」と具体的にやるべき内容を決めてあげる事がポイント!
その日の勉強としてこれをするというスケジュールを決めてあげると、小学生低学年でもちゃんとその通りに進めてくれます。
そして、大事なのは必ずその成果を見てあげることです。
サッと見て気になるところをチェックするだけでも良いので、今日やったところを添削するなりチェックしてあげて、頑張ったところ・もっと頑張るべきところを伝えてあげることで、子供達のやる気に繋がっていきます。
12.1日の生活の「時間割」を決める
勉強の時間だけでなく、学校から帰宅した後の時間割を決めることもおすすめです。
親が時間割を決めるのではなく、一緒に時間割を考えることで自主性も高まりますよ。
自分で納得して決めた時間割で毎日を過ごすことで、「この時間は勉強の時間」「この時間は遊んでいい時間」など、次に何をすれば良いかがわかり行動しやすくなるので、メリハリのきいた生活が身につきます。
他にも、ご飯の時間やお風呂の時間もおおよそ決めてしまえば、自然に時間がくれば行動するという規則正しい生活が送れるのでおすすめですよ!
13.努力に対してご褒美をあげる
「テストで100点とったら何かを買う」というようなご褒美の与え方は危険です。
子供は、そのご褒美がほしくて勉強を頑張るかもしれませんが、そのご褒美がもらえないと頑張らなくなります。
本来、勉強や学習は本人のためで親のためにするものではありません。
だから、その結果に対するご褒美は危険だと考えます。
ですが、努力に対するご褒美はモチベーションを上げるきっかけになります。
この場合のご褒美は、物である必要はありません。
簡単に言えば、親が子供の行動に対して褒めることでも良いのです。
- 毎日、○○を続けることを頑張ったね
- コツコツすることでこんな成果があったね
と言葉をかけることにより、
- 認められている
- ちゃんとわかってくれている
と子供は感じることができます。
その延長で、「知ることの喜び」「理解できた喜び」を子供が感じることができれば、なお良いと思います。
14.ゲームの時間は親がしっかり管理する
すでに子供がゲームに熱中していて勉強に見向きもしなくなっている場合・・・「ゲームがなければうちの子はもっと勉強してくれるはず!」「もっと良い成績が取れるはずなのに・・・。」と嘆いていても、始まりません!
- 何とか勉強とゲームを両立し、バランス良くする方法はないのだろうか?
- 逆にゲームが勉強に良い影響を及ぼす方法はないだろうか?
といった視点で、子供のゲーム時間をしっかり管理しましょう。
例えば、「長い時間ゲームをしたい」というのであれば、その希望時間分を先に勉強させるようにしましょう。
勉強しているうちに疲れてきて「今日はここまで!」となる時もありますが、それはそれでOK!
その後、勉強した時間と同じ時間をゲームの時間に充てるのです。
そうしてゲームの時間が終了すると、まだ時間がある場合、「またゲームをしたいからもう少し勉強しよう!」というのなら、それもそれでOK。
例え30分でも集中して勉強すれば、それと同じ分だけゲームをすれば良いというわけです。
そうすることでオンとオフのメリハリがつき、時間のけじめが自然とつくようになります。
勉強に使える便利なタイムアップタイマーもあります▼
15.勉強にもなるゲームをやらせる
「ゲームは勉強の邪魔をするもの!」と思っている親御さんも多いのではないでしょうか?
ゲームばかりして勉強をしないという状態では、どうみても「ゲームは勉強の敵!」という図式が出来上がってしまいます。
しかし、ゲームでも勉強に活用できるものが数多くあります。
ゲームを勉強の一環に取り入れる事で、勉強の息抜きができ、さらにはその息抜きでも勉強ができてまさに一石二鳥!
スマホやタブレットでも、英単語を覚えるのに役立つアプリや漢字アプリ、計算アプリ等の勉強になる無料アプリが沢山ありますよ。
今の子供はタブレットなどの端末も身近なものになっているので、紙ばかりでの勉強に疲れた時は、こういったゲームをしながら身につくものを取り入れるのはとってもオススメです。
大人でも楽しめるし、段々ムキになって「満点取りたい!」という気持ちになってきます。
紙での勉強に疲れた時は、ゲームで生き抜きをしながら勉強もしてしまうとは、ある意味まさに最強の方法と言えるのではないでしょうか?
しずくちゃんのDS計算ドリルは可愛くて、楽しめそうです▼
小学生の勉強をやる気にさせる!体験談
帰宅直後の取り組みに工夫
小学生の家庭勉強は、学年+10分と学校からは指導されています。
我が家の場合は、6年生なので、この指導に当てはめると70分。
しかし、家庭内で70分の集中はとても難しく、なかなか集中出来ません。
以前は、夕食後に一気に行っていましたが、やったりやらなかったりで、毎日の習慣化は厳しいと気が付きました。
以前の娘は「ただいまー」と帰宅後、ランドセルと荷物を置いて、おやつを食べゲームを始める、本人いわく「リラックスタイム」です。
そして夕食後に、宿題・自宅学習をすると、あっという間に時間が足りなくなります。
しかも、段々眠くなってしまい宿題が終わりません。
宿題が完全に終わらなかったり、翌朝早く起きて残りの宿題をするというような、日によってバラバラな勉強時間でした。
「これでは、まずい!今後は時間を決めて勉強しなければ…」と、親子で考えてみました。
まず生活習慣を変えるには、帰宅後すぐに勉強にとりかかるように改善することです。
- 家庭勉強の70分を、40分+30分と分割して勉強し
- 更に明日の持ち物の準備する時に再確認する
という方法で、取り組む事に決めました。
帰宅後すぐにランドセルから連絡帳と、宿題を取り出して連絡帳を確認し、何から始めるかを決めます。
娘の場合、まず40分、最初に、漢字ドリルか算数ドリルという取り組みしやすい宿題から始めています。
とにかく書き始めるのが大事です。
そして塾の宿題も行い、40分が終わったら、少し休憩します。
この後残り30分で宿題の自主学習・作文などの自分で考えながら行う勉強をします。
ここでなかなか進まず、30分で終了しない場合は、きりの良いところまでていったん終了です。
我が家の場合、これ以上は進めても集中出来ず、勉強が続かないので止めますが、まだまだ集中できるお子さんは、進めて宿題を終わらせてしまうといいと思います。
翌日の準備をする時に必ず声かけをする
「宿題終わった?」と聞くと、「・・・終わった。」と返事をしたはずなのに、実際はまだ残っていたりします。
これは、
- 連絡帳をよく見ていない
- 分からない問題をやっていなかった
などが、原因の事が多いのです。
そのため、やり残しがないかどうか、翌日の持ち物の準備をする際に確認をすることにしています。
連絡帳の宿題内容を確認し、残りの宿題もチェック。
翌日の準備なので、寝る直前に確認する事がが多いのですが、この時間帯はもう眠くなってきていますので、もしやり残しがあったとしても長時間はかからないように注意しています。
もし、宿題が終わっていて翌日テストがある場合は、予習の時間にあてる事もあります。
友達と一緒に勉強させる
学校で約束をしていて、帰宅後すぐに友達と遊びに行くことって多いですよね。
この時に有効なのが、友達と一緒に近くの図書館などで勉強をする方法です。
実はこのやり方は、勉強内容の向き・不向きがあります。
自分で課題を決めて行う自主学習は、図書館にある本などから選んで進めることができるので、やりやすいようです。
ドリルもわからないところがあれば、友達と教えあいながら出来るので比較的サクサクと進められます。
しかし、作文などの集中してやらなければならない宿題は、友達と話しながらでは難しいですね。
こういう自宅以外で友達と勉強してきた日は、残りを自宅で調整する必要がありますが、友達の勉強の進め具合などがわかって参考になるようです。
子供に手帳を渡して管理させる
家庭勉強が習慣化してリズムよく生活習慣が整ってきても、夏休みなどの長期の休暇が始まると、どんどん崩れていく事があります。
我が家は親が仕事から帰ってくるまで、留守番しているので、生活習慣が少しずつ崩れていきがちです。
そこで、子供に手帳を渡して、学習時間と内容をあらかじめ決めるようにして、平日と同じように時間を配分して出来るだけペースを崩さないように心掛けます。
今はまだ、手帳に予定として記入しているので、これから先、実際の記録も出来ればいいなあと思っています。
学習する喜びを体験し、その経験を繰り返すことが大事
我が子には勉強が好きな子になってほしいと思っている親御さんは多いのではないでしょうか。
兄弟姉妹がいて家庭環境が同じでも、勉強の取り組み方については子供のタイプによって違います。
- 小学生のころから親に言われなくても自分から宿題も自学もやり、ノルマは早め早めに終わらせるタイプ
- 親にガミガミ言われてしぶしぶ宿題に向かい、すきあらば休憩し、時間がかかり、ぎりぎりになって泣きながら終わらせるタイプ
今回は、子供が勉強嫌いにならないために親はどうしたらいいのか?についてご紹介しましたが、簡単に見えて実はとても難しいことばかりです。
家庭勉強の習慣化は、すぐには身につかないかも知れません。
学年が上がるにつれ、宿題の量が増え、おけいこ事や塾に通うと、時間の使い方がとても大事になります。
決められた時間内で何をどう行うのかを考え、実践していけるように、親子で考える必要があるかもしれません。
本来、人間は学習する喜びを体験し、その経験を繰り返すことで成長しています。
そのような小さな成功体験を繰り返すことで、結果的に成績が上がるのは、学習能力向上の一番の近道となります。
成績やテストの点数は「結果」であり能力は子供によって違うので、結果だけでなくそれまでの努力を評価すると良いと思います。