全国学力学習状況調査では、新聞を読む子どものほうが正答率が良いことが示されました。
しかし、いきなり新聞を読むのは、ハードルが高いと感じる人も多いと思います。
そこで、各新聞社から発行されている子ども向けの新聞はいかがでしょうか?
小学生向け子供新聞の特徴
子ども新聞も種類により、それぞれの特徴があります。
しかし、どの子ども新聞にも共通していることがひとつあります。
それは、子ども向けに平易な言葉で記事が書かれているということです。
これは勘違いしやすいところですが、簡単な出来事しか書かれていないということではありません。
一般紙にとりあげられるような重要なことが、分かりやすく説明されているということです。
大人でも、一般紙では専門知識がないといまひとつ書かれていることが分かりにくいときがあります。
そんなとき、子ども新聞の同じ内容の記事を読むと非常に分かりやすいです。
つまり、子どもたちがしっかりと今本当に必要な知識を蓄えることができます。
もちろん、子どもが見てあきないくふうもたくさんあります。
基本的には、カラー刷りです。
写真やイラストも多く、ぱっと見て目をひくようになっています。
子どもたちが読み続けられるということは、何よりも大切で、そのためのくふうを各社が行っているのが子ども新聞です。
小学生向け子供新聞のおすすめはどれ?
小学生の向けの新聞は、全国紙から発行されているものが3つあります。
朝日小学生新聞
天声人語の子ども版、天声こども語が連載される人気の子ども新聞です。
毎日発行されて、月額1,780円です。
また、他の2紙がタブロイド版と呼ばれる一般的な新聞紙よりも小さいサイズを採用しているのに対して、ブランケット版という一般的な新聞紙と同じ大きさです。
他の2紙が小さめの新聞にしているのは、小学生には通常の大きさでは大きく扱いにくいという配慮と思われますが、いずれ一般紙を読むようになることを考えると、子ども新聞のうちから慣れることができるということは良さといえます。
詳しくはこちらを読んでくださいね!
朝日小学生新聞を3ヶ月購読してます[子供新聞の口コミレビュー]
読売KODOMO新聞
紙面作りにインパクトがあり、子どもを引きつける作りに人気があります。
他の2紙と違い、毎週木曜日の週1回の発行です。
もう一つの魅力が料金の安さです。
月額500円ですので、かなり気軽に始めることができます。
そして、週刊のため、ページ数にボリュームがあり、20ページで作られます。
どちらかといえば、その日に読むというよりは、1週間じっくり読んでも良いでしょう。
詳しくはこちらを読んでくださいね!
読売KODOMO新聞の試読をしてみました[小学生の子供向け新聞 口コミ]
毎日小学生新聞
3紙の中では、創刊がもっとも早い、歴史ある子ども新聞です。
読んで考えさせる記事が豊富で、受験や学力向上への期待が大きいです。
毎日発行されて、1,430円です。
大きさが異なるため、単純に比較できませんが、朝日小学生新聞が8ページ構成に対して、毎日小学生新聞は、平日は同じ8ページで土日が12ページとページ数が多くなっています。
最近は、地方紙でもこども新聞を発行しているところがありますので、地元の新聞についても確認してみましょう。
読む習慣をつければ、幅広い知識をつける高い効果あり!
子ども新聞は読みやすく作られていますが、初めはなかなか読みつづけません。
やはり、親が一緒に関わる必要があります。
ただし、絵本のように読み聞かせる必要はありません。
読み終わったときに、声をかけてどんな記事がおもしろかったか聞いたり、読んでいないときに、こんなおもしろい記事が書いてあったことを知らせたりすると良いでしょう。
もう一つは、特にまじめな子の場合には、注意が必要です。
それほどページ数が多くはないとはいえ、全部見るとなるとそれなりの時間がかかります。
そうした時間がとれるときならば、じっくり読むのも良いです。
しかし、時間がないときが大切で、全く読まないのではなく、ざっとでも目を通すようにさせましょう。
毎日読むことで習慣になります。
これからの新しい学力観や入試改革が進む中では、幅広い知識とそれを活用する力が求められます。
そうした力を養うために、新聞は役立ちます。
まずは、子ども新聞から始めてみましょう。