通信教育として人気のベネッセのチャレンジ。
昔ながらのテキストと赤ペン先生が主体のオリジナルと、タブレットを使用するチャレンジタッチ、どちらが良いでしょうか。
実は受講料はどちらも同じなのです。
ますます、迷うと思います。
それぞれの良さを比べて、どちらが良いかじっくり検討してください。
チャレンジ-オリジナルスタイルの良いところ
紙ベースの冊子で学習を進めるのが、オリジナルスタイルです。
チャレンジといえば、赤ペン先生というほど知名度が高い赤ペン先生ですが、オリジナルスタイルではこれが毎月受けられます。
赤ペン先生とは、テスト形式のプリントを解いて郵送すると、真っ赤といえるほど赤ペンで書き込まれたプリントが返ってくる添削制度です。
単純に丸やバツがついていたり、誤答に対する正解が書いてあったりするだけではありません。
正解していても、良いところにコメントしてあったり、できている問題の発展問題が書かれていたりと一人ひとりにじっくりと対応してもらえていることが感じられる良さがあります。
学習だけでなく、一人ひとりに合わせた励ましのコメントもたくさん書かれています。
このコメントが見たいからがんばって教材を学習して、赤ペン先生を出すという子どもも多いことでしょう。
体験型の付録が豊富なところも、オリジナルの良さです。
実際に手にとって、動かしてみて分かること・感じることは子どもたちの大きな学びになります。
チャレンジタッチの良いところ
タブレット学習が家庭学習のなかでもじょじょに普及が進んでいます。
チャレンジのタブレットを利用した教材がチャレンジ・タッチです。
タブレットに教材が配信されて、自分のペースで学習を進めることができます。
紙にない最大の良さは、できた・できないの反応が問題を解き終えたらすぐにもらえるところです。
間違えた場合は、ていねいな解説がでてくるので間違えてもすぐに正しい知識を得ることができます。
そして、オリジナルでは一度書き込んでしまうと終わりですが、同じ問題でも繰り返しできるところはメリットです。
タッチでは、メインレッスン以外にも、基礎力を定着させるための「もっと演習コース」、教科書以上の問題にチャレンジする「もっと発展コース」を追加費用なしで取り組めるメリットがあります。
できた・できないの反応がすぐにもらえるのは子どもだけではありません。
学習状況が親のスマートフォンに届きますので、子どもの学習状況を確認することができます。
子どもの学習状況に応じて、すぐに声掛けができるのはタブレットを利用しているならではです。
赤ペン先生は年3回のみとオリジナルスタイルと比べると少ないですが、メインレッスンのなかに自分にあったまとめ問題が配信されますので、それで学習内容の確認ができます。
それぞれに合うのは
紙に書くという行為は、触覚を使い、脳を刺激します。
そういう意味では、紙に書き込むオリジナルスタイルには、書くという良さがあります。
しかし、冊子をコツコツと進めるということは、大人が思うほど簡単なことではありません。
その点では、タッチでは動画、アニメーションがあり、学習に対する壁が低くなっています。
つまり大雑把にいえば、学習効果は高いが学習するまでが大変なオリジナルと、子ども自身で学習が進められるタッチという差があります。
親がこまめに学習を確認にしたり、促したりできる状況ならばオリジナルの良さが発揮できます。
ところが、忙しくてなかなか子どもの学習に関わる時間がとれないと学習が進まなくなる可能性が高いのがオリジナルでもあります。
その点、タッチはそもそも取り組みやすく、また取り組んでいることがお知らせされるのでやっていないこともすぐに把握できます。
こう考えると、子どもの学習にどれだけ関われるかは選択するときの一つの目安になります。
もちろん、タブレットだと学習した気にならなくて、紙に書きたいという子どももいます。
子どもがやる気になるのは、どちらなのかということは良く話し合った上で選択することが大切です。
まとめ
オリジナルには、オリジナルの良さが、タッチにはタッチの良さがあります。
大切なのは、今の家庭の状況と子どもの性格にあったものを選ぶことです。
チャレンジでは、途中でオリジナルとタッチのコースを変更することもできます。
子どもにあったスタイルで学習させてあげましょう。