小学生が待ちに待っているのが夏休みではないでしょうか?
最も長いお休みとあって、遊びの計画も沢山して楽しみなことでしょう。
そんな小学校の夏休みに登校日がある事をご存知でしょうか?!
遡ることかなり前になりますが、私の小学生時代にもありました。
この登校日って一体何の為にあるのでしょうか?!
出席日数にひびくものなのでしょうか?!
そんな夏休みの登校日について調べてみました。
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夏休み中の登校日の目的は?!
夏休みの登校日、どうしてせっかくの夏休みなのに登校しなきゃいけないのか?!
と小学生の不満の声も聞こえてきそうですが、そもそもどうして登校日なんてものがあるのでしょうか?!
そもそも夏休みはなぜあるのか?
そこから繋がっているのですが、夏休みの目的は、普段できない事を家で自主的に学ぶ時間で、休みというよりは自主学習を目的としていたり、普段できない体験学習やお手伝い等をする時間といったことをうたっています。
とはいえ、実際は昔は小学校にクーラーなんてものはなく、最も暑い時期に授業をするという事が集中力を欠き、困難であることから夏休みができたといったところでしょう。
そんな中で登校日は、もうすぐ夏休みが終わる頃に多く設定されていたことからみても、夏休みの生活サイクルから学校生活中のサイクルに戻すための予行演習的役割の目的が1つ。
その他には、登校日に宿題を持ってこさせるという学校も多いことから、宿題の進み具合や子供達の様子をチェックする意味があると考えられます。
面白いところでは、昔給料が手渡しだった時代に、先生の給料を支払うために全員集まる日、その日に生徒も集めてしまって子供達の宿題や様子もチェックしてしまおう!というようになったのが登校日の始まりという話も言われているそうです。
しかし、時代とともに給料は振り込みとなり、そう集まる必要がなくなった事もあり・・・それが関係あるのかは不明ですが、最近では登校日をなくす学校も増えてきているとか。
確かに最近の登校日事情も少し変わりつつあるのは事実です。
次では最近の小学校の夏休み登校日事情について調べ、まとめてみました。
最近の小学校夏休み登校日事情を調査
そもそも夏休みが避暑のためのものだったのであれば、冷房が完備されるようになってきた今、夏休みの意味そのものが覆る危険があります。
しかし、夏休みが普段できない学習をするためのものであれば、それは必要なことだと思いますし、今後も続けていく意義がありますよね。
そんな中、登校日の形も変わってきており、多くの小学校で登校日自体がなくなっているのです。
やはり、先生の給料が振り込みになったから?!
いえいえ、恐らくそれは、夏休みの短縮化と関係があるのではないでしょうか。
昔は夏休みの終わりといえば8月31日が定番でしたが、冷房が完備したことで、夏休みの終了を少し早く切り上げる小学校が増えてきています。
また、ゆとり教育が間違いだったと言われ始め、教育時間の見直し等もあり、最近では英語教育やパソコンを使った授業等、昔はなかった授業時間も確保する必要があります。
そういった事から、全国的に夏休みを短くして早く2学期を始める動きになり、それに伴って夏休みの登校日がなくなっている学校が増えているようです。
また、地域によってはそもそも登校日なんて昔からなかった!というところも多くあり、広島・長崎では平和の日として今も昔もその日が登校日になっているそうです。
登校日の回数1つとっても2日という人もあれば、終わり間際に1回という学校もあり、地域や学校によって様々だという事がわかります。
また、その際にやる内容も宿題の確認はもちろん、清掃をしたり、プールをしたり、登校日にする内容も様々です。
今現在私の息子の小学校は、毎年終わり間際に行っていた登校日を7月の始まってすぐの日曜日に行います。毎回清掃はあったのですが、それは同じように行いますが、宿題のチェックはなくなってしまいました。
やはり、夏休みの短縮が日程の変更にも関係しているようです。
夏休み登校日は欠席しても皆勤賞にひびかない?!
今ではその存在さえも危うくなってきた夏休みの登校日。
その登校日の扱いってどういうものなのでしょうか?
欠席してしまったら、学校の皆勤賞までもがダメになってしまうのか?!
結論から言いますと、学校によって取り扱い方が異なるようで、登校日自体に通常出席日数に入る、入らない、といった取り決めはないようです。
学校側が出席日数に数えると言う学校ならば、夏休みの登校日を欠席すれば皆勤にはなりませんし、自由参加だとするなら出席日数にはひびきません。
またうちの話になってしまいますが、わが子の小学校の登校日は毎年夏休み中のしかも日曜日になっていますので、当然出席日数には入らない自由参加日となっています。
このように、夏休み中の登校日は、その学校単位で任されており、内容も日程もそれぞれ決めて良い代わりに学校単位で責任をもつという形になっているようです。
今の時代に合わせた夏休み&登校日
昔と違い冷房が完備された環境で学べる小学生達。
また、学習内容も変化してきたことで、授業数を確保する必要にも迫られています。
それに伴い、夏休みの日数も変わってきたことで、夏休みの登校日の在り方も次代とともに変化してきました。
登校日は久々に学校に登校する個人的には楽しみな日でもありましたが、今は登校日自体の必要性がなくなりつつある傾向なのも確かです。
しかし、今回調べてみた中で夏休みにも登校日にもちゃんと深い意味があり、必要があってのものだという事はわかりました。
それぞれの学校にとって必要であれば、ぜひ夏休みの学校登校日も続けていって欲しいなと思います。