小学校四年生で習う学習内容は難しいです。
三年生までに比べると段違いに難しいです。
四年生では特に算数が難しくなっていますので、ここでつまづくと、五年生以降がかなりつらくなってきますので、四年生のうちに、今までのつまづきを解消させておくこと、四年生で習ったことをしっかり理解しておくことがポイントになります。
今回は、小学校四年生でどんなことを習っていくのか、重点を置きたい部分を紹介しつつ、つまづかないために出来ることは何かを考えながら紹介していきたいと思います。
小学四年生の国語 勉強内容とつまづき対策
小学校四年生で習う漢字は200字で、三年生と同じ数になります。
さらに長く難しい文章を扱うようになり、登場人物の心情を扱う文もありますので、読解が難しくなります。
四年生にもなると音読はもうしていないでしょうか?
文章理解、国語読解力を深めるためにも音読は効果的なので是非続けていけると良いと思います。
小学四年生の算数 勉強内容とつまづき対策
四年生からの算数はかなり難しくなります。
四年生で習うのは、
- 分度器を使う学習「角度」
- 割り算のひっ算
- 分数の足し算引き算(分母が同じもの)
- 垂直
- 平行と四角形
- 直方体と立方体
- 面積
などになりますが、身近でない数の概念の少数と分数が中でも一番つまづきやすく、ここで定着できないと、五年生の算数で苦労することになります。
まずは角度の分野で使う「分度器」ですが、これが案外苦手というお子さんが多いです。
三年生の時の三角定規やコンパス同様、まずは慣れるまで使いまくることが大切なので、とにかくたくさん手に取って使うことです。
割り算のひっ算では、足し算や引き算のひっ算と書き方が違い、数字を書く場所が分からなかったり、足せばいいのか引けばいいのかがわからないなどの部分でつまづきやすいです。
これは、書いていくうちに桁がずれていく、商を書く場所が分からないなどが理由なので、まずはマス目のあるノートを使って練習したり、桁を合わせるための補助線を書いたりして、まずは正しくかけることを目標にするとよいです。
毎日やっていくうちに丁寧にかけるようになり、ミスも少なくなってきます。
次に分数ですが、これは身近でない概念なのでイメージするのが難しいのでつまづきやすいです。
好きな食べ物、たとえばケーキ・ピザ・果物などを使って分けながら楽しく学習すると子供も喜びますし、記憶としてインパクトを与えることができます。
分数のイメージをしっかり定着させて、分数と実際の物のイメージをを結び付けて考えることが出来るようにしておくと、五年生になってからが非常に楽です。
また、文章問題の出題率が上がりますので、国語と同様、文章を読み解く力が必要になります。
四年生の算数では、この先の五、六年生、さらにはその先の中学高校と学ぶ内容の基礎にあたる物が多く、とても大切な学年なので、面倒でも丁寧に学習し定着させておくと、この先の学習で苦労することが少なくなると考えられます。
小学四年生の理科 勉強内容とつまづき対策
四年生の理科では、
- 天気と気温
- 星や月
- 温度と体積
- 電気
などを学びます。
我が家の長女は「月」と太陽の関係性を理解するのにとても苦労して、6年生になって、塾の帰り道歩きながらその日の月を見て、いろいろ話し合った思い出があります。
ちなみに今でもちょっと答えるのに時間がかかるんですよ・・・。
理科では実際に出来るものは実験してみるのが一番理解が進みますので、家でできるものがあれば実際にやってみて欲しいですし、博物館や科学館に実際に出向いてみたり、ワークショップに参加してみるのも楽しいですよ。
うちの下の子は理科の実験がとても好きで、今小学校二年生なので理科はないのですが、科学館のワークショップによく参加したり、家でできる簡単な実験キットを買ってきてやってみたりしています。
興味を持てる体験を沢山重ねていけば、理科が大好きになるかなという親の目論見もあるのですが、実験ってとても面白くて、親のほうが夢中になってしまうこともしばしばです。
小学四年生の社会 勉強内容とつまづき対策
四年生のこのタイミングで地図帳を持たせる学校がとても多い事でもわかるように、地理分野を学びます。
日本国内で、特に地域のことを学びますので、社会の理解を深めるためにはフィールドワークをお勧めします。
実際に現地に行ってみたり、名産品を食べたり、または地域のイベントに参加してみたりして理解を深めたり、自然災害について学ぶタイミングで、防災について話し合ったりすると良いと思います。
都道府県の名前を覚えるために、地図帳を読んだり、地図を貼ったり、今はパズルや無料プリントにも白地図などもありますので、繰り返し学習して覚えてしまいましょう。
都道府県の場所や名前は、生活圏から外れている地域は特に混乱しやすいもので、実は私もあやふやなところがありまして、生活圏の関東から遠く離れている地域は特に・・・これを機会に覚えてしまいたいと私も思っています。
小学四年生は今までの学習の丁寧な見直しと体験で学習しよう
小学校四年生で学ぶことやつまづきポイントを考えてきましたが、算数分野はこの先の基礎にあたる学習がとても多いので、丁寧に見直して、繰り返し学習をし、身につけてしまうことが大切です。
分からなかったりあいまいな部分はそのままにしないで、ここでしっかり復習して身につくまで、理解できるまでやってしまいましょう。
高校生の上の子に四年生の頃について話を聞いてみたのですが、うちの子は特に「星と月」「図形」でつまづいたかも?と話していました。
理科や社会のつまづきやすいポイントや新しい学習内容は、体験してやってみることで理解を深めることが出来るのでぜひやってみてください。
今は簡単な実験キットが100円均一のお店でも手に入りますので便利ですし、とても楽しいです。
三年生までの学習内容よりぐっと難しくなり、またこの先、五・六年生また中学校、高校になっても使う内容を学習しますのでとても大切な学年が四年生です。
この先の学習につなげるためにも、四年生は特に丁寧に学習を進めていきたいですね。