小学生の家庭学習

モンテッソーリ教育とは?藤井聡太も受けていた英才教育のメリットとデメリット

更新日:

「モンテッソーリ教育」は、将棋棋士の藤井聡太さんが幼稚園で受けたいたという話題で有名になりましたね。

(その前から日本にはありましたが)

この記事では、この藤井聡太も受けていた英才教育「モンテッソーリ教育」とはどういったものなのか?メリットとデメリットについてご紹介します。



[toc]

モンテッソーリ教育とは?

https://www.growba.jp/montessoriより引用

モンテッソーリ教育とは、「教具」と呼ばれる木製玩具を中心に、教具の形や大きさ・手触り・重さ・材質・色に手で直接触れることで、子供の五感を刺激する教育法です。

整然と並ぶ色とりどりの「教具」と呼ばれる木製玩具。
これらはモンテッソーリの感覚教育法に基づく教材で、モンテッソーリとその助手たちが開発した。
モンテッソーリ教育法では教具の形、大きさは無論、手触り、重さ、材質にまでこだわり、子供たちの繊細な五感をやわらかく刺激するよう配慮がなされている。
また、教具を通し、暗記でなく経験に基づいて質量や数量の感覚を養うことと、同時に教具を通して感じ取れる形容詞などの言語教育も組み込まれている。

ウィキペディアより引用

 

大人が普段行っていることを、幼児は真似たがりますよね。

モンテッソーリ教育で使われる教具(おもちゃ)は、大人が行う動作に似せた作業を「仕事」と見立てて幼児に繰り返し触らせます

そうすると、いつしか職人の手作業のような慣れが生まれ、子供が何かの形や立体物を作るようになります。

ここで大事なことは、大人がそれを止めないこと

つまり時間制限を設けません

集中して行っていれば、何時間でも一人で遊ばせておきます。

例えば幼稚園や保育園では、

  • 時間軸で行動を区切ったり
  • 次々と違う内容を教えたり・させたり

する、いわば時間割されている教育が多いですよね。

でもモンテッソーリ教育では、これをしません。

モンテッソーリ教育を取り入れているある幼稚園では、園児たちが3時間でも連続で折り紙をしたり、積み木をしたり、木のパズルなどに没頭します。

 

モンテッソーリ教育のメリット

大人が集中力を邪魔しないで子供の作業の繰り返し・創作をさせることは、結果的に

  • 集中力
  • 忍耐力
  • 継続力

を養います。

この3つって、結構すごい貴重な力ですよね。

この力が備わっている上で勉強をすれば、メキメキ成績があがるでしょう。

社会に出ればどんどん出世したり、起業家になったりもするかもしれません。

実際にモンテッソーリ教育を受けた有名人で、成功者が多数います。

関連記事
>>>モンテッソーリ教育を受けた有名人は?フェイスブック創業者、Amazon創業者…

そして国内でモンテッソーリ教育を受けた有名人といえば、将棋棋士の藤井聡太さんです。

彼はモンテッソーリ教育を取り入れた幼稚園に通っていました。

当時彼がハマっていた教具(おもちゃ)は、紙を編んで作る「ハートバッグ」という袋を作るものだったそうです。

その紙を編み込んで作るバッグは、出来上がる形が無数にあって、大人でも試行錯誤をするような複雑なものですが、藤井聡太さんは毎日大量に作っていたと言います。

なんとその数、日に100個!というエピソードもあります。

また、もう一つ彼がハマった教具(おもちゃ)としてスイス製のキュボロという木製玩具です。

これは、積み木を組み立てて迷路を作りビー玉を転がす創作おもちゃで、立体感覚を身につけることができます。

これもまさにモンテッソーリ教育の「教具」ズバリ!といったおもちゃです。

ちなみに藤井聡太さんは、このキュボロを休日は半日でも遊び続けたそうです。

その頃から、両親は物凄い集中力を感じていたと言っています。

参考記事

>>>天才将棋棋士の藤井聡太四段はモンテッソーリ教育?家庭環境と幼少期について調べてみました

 

 

モンテッソーリ教育のデメリット

ここまで読んでいて、「モンテッソーリ教育法にデメリットなんてあるの?!」

と言った気持ちになると思いますが、デメリットはあります。

なんでも100%正解はないですからね。

十人十色で、世の中にはたくさんの性格の子供がいますから、相性というものもあります。

デメリット1

モンテッソーリ教育は、先ほどもあげた通り、教具を使った遊びを個々に集中して行う方針です。

つまり、基本的には一人で行う遊びとなります。

自分でやりたいことを選んで、それを黙々とやり続ける。

なので、遊びの時間だけを見れば、集団の中でも自分の意思を通す形になりますよね。

これは逆を言えば、集団に協調するという雰囲気がないということです。

幼稚園ではこれで良いかもしれませんが、小学校にあがったらどうでしょうか?

現在の日本は、教育環境が遅れていると言われています。

公立小学校なんかは特に、協調性がない=悪いという方程式もまだまだ根強いです。

(私立であれば、「個性を伸ばす」とか「得意なことをさらに伸ばす」などの自由な雰囲気があるところもありますが)

なので、モンテッソーリ教育で作られる単独行動の意識が、後々集団行動の中で動きにくくなるかもしれません。

 

デメリット2

これは幼稚園の方針にもよりますが、モンテッソーリ教育では室内遊びが多いです。

なので、活発に外で遊びたい子供や、黙々と一人で作業をするのが好きではない性格の子供にとっては、ストレスを感じるかもしれません。

「幼少期は外で元気に遊んでほしい」という考え方がパパとママにあれば、モンテッソーリ教育はもしかすると合わないかもしれません。

幼稚園であれば3年間という長期間、そこで教育を受けることになるので、しっかりと考えて納得のいく選択ができるといいですね。

 

デメリット3

日本でのモンテッソーリ教育の浸透は、まだまだ遅れています

モンテッソーリ教育の理論として、「多数の教具を使った自発的学習を、大人が見守る」という点があります。

しかし、この理論を始めとする教育法を熟知した先生は一体どのくらいいるでしょうか?

教具にも色々な種類があるし、子供に適切な対応ができるかどうか、見守るとはどのくらいの範囲で?など、指導者が「モンテッソーリ教育」をどのくらい理解しているかというところが不透明なのです。

国内で、藤井聡太さんの報道もあって、「モンテッソーリ教育」という言葉だけが横行しているのではないか?

という懸念があるのも事実です。

日本でモンテッソーリ教育をさせようと考えるのであれば、その幼稚園など施設で働いている職員の何人が認定協会の資格を持っているのか?などを聞いたり、見学したりして、自分たちの目で見極めなくてはいけませんね。

 

デメリット4

モンテッソーリが生きた時代はもう100年前のことです。

モンテッソーリ教育という子育て方法が脚光を浴びてから、日本にも取り入れられるようになって数十年経ちます。

つまり、古い時代に開発された教育法です。

モンテッソーリの手を使う材料として、古い方法での洗濯や、テーブルの上に落ちたパン粉を掃いたりするものがありますが、そういったことを現代ではほとんどしませんよね?

日常生活の中での作業を真似た遊びであるにもかかわらず、内容が時代錯誤の場合があるのです。

教具も、当時に開発されたものを今もそのまま継承しているものがあります。

当時から見れば今の現代社会とはかなり生活環境も変わっているので、モンテッソーリ教育というものの本質を捉えながら、その手法も進化していくべきです。

しかし、世間にはモンテッソーリ教育という方法に心酔した教育者が、モンテッソーリ教育で伝えられた方法をそのままやろうとする場面も見られるということ。

幼稚園など通わせることを検討する際は、

モンテッソーリ教育の本質をついて、かつ改善を重ねた教育をしているか?

という点を判断する必要がありそうです。

まとめ

メリットもデメリットも把握した上で、モンテッソーリ教育は素晴らしいと感じます。

日本では小学校からの教育において、モンテッソーリ教育は認められていない(義務教育のカリキュラムにそう必要がある)のですが、海外では自由なスクールも多いです。

もっともっと、自由で個性を伸ばす環境が整ったらいいのに、思います。

 

モンテッソーリ教育の考え方からすれば、やはりテレビやゲームのような、一方的な情報を与えられるものは幼児の能力開発に反するとも言えますね。

対象物が動かないものであり、自分から行動して遊べる・創作できるものが大事だということがモンテッソーリ教育の方針から伝わってきます。

「頭が良い子は読書が多い」という一般的に言われるものも、これなら合致しますね。

本という、動かないもの・文字を目で追って頭で想像・理解しなければいけないものも、能力を開発すると言えそうです。

(モンテッソーリ教育の教具のような、立体感や豊富な色彩については不足しますが)

この「集中している時はなるべく大人が止めさせない」「自主性を重んじる」という点は、〇〇教育法などの方法論にかかわらず、今日からでも取り入れたい子育て教育法ですね!

 

関連記事

>>>モンテッソーリ教育とは?藤井聡太も受けていた英才教育のメリットとデメリット

>>>モンテッソーリ教育を取り入れた知育玩具おすすめの10選!プレゼントにも

>>>モンテッソーリ教育を受けた子供達のその後は?!海外の有名人10人

>>>天才将棋棋士の藤井聡太四段はモンテッソーリ教育?家庭環境と幼少期について調べてみました

Recommend Posts・Ad

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
フクちゃん

フクちゃん

関西圏在住、3人の子供がいます。 小学生の家庭学習や子供の教育について研究&解説しています。 子育て方針としては、学校の偏差値や点数よりは、将来食べていけるかどうかという長い視点で総合的に判断することが多いです。

-小学生の家庭学習

Copyright© フクちゃんの小学生向け家庭学習ラボ , 2019 All Rights Reserved.