藤井聡太さんは、天才将棋棋士で有名ですよね。
一時期テレビをつければ「藤井四段」!と騒がれ、藤井聡太さんが注文した出前のお店のおじちゃんまで取材受けちゃったりして、世間を騒がせました。
いったい、天才・藤井聡太さんは、どのような子供時代を送ってきたのか?!
とっても気になりますよね。
この記事では、以下の内容についてご紹介します。
- 天才将棋棋士の藤井聡太さんが受けたモンテッソーリ教育
- 家庭環境と幼少期に取り組んでいたこと
- モンテッソーリ教育を受けたその他の有名人
- モンテッソーリ教育のおもちゃ
将棋棋士 藤井聡太さんの家庭環境と幼少期
プロフィール
- 誕生日:2002年 7月19日
- 出身地:愛知県瀬戸市
- 家族:父、母、兄
- 学歴:公立小学校、名古屋大学教育学部附属中学校(偏差値66の中高一貫校)
経歴
- 5歳:将棋を始める
- 7歳:アマ初段・東海研修会に入会→数々の大会で優勝
- 9歳:杉山昌隆七段の門下として奨励会に入会
- 13歳:13歳2か月の史上最年少記録で三段に昇進
- 14歳:四段つまりプロ棋士になる
藤井聡太さんは、史上最年少の14歳2か月で将棋棋士プロデビューを果たしました。
特に2017年は、デビューからの公式戦で29連勝という快挙が、テレビで連日放送されましたね。
幼少期の家庭環境
藤井聡太さんは4人家族で、お兄さんがいます。
お父さんはサラリーマン、お母さんは専業主婦の方で、ごく一般的な家庭と聞きます。
特に英才教育もしていなかったとか。
幼少期は、兄弟で仲良くサッカーなど運動したり、これもごく普通の男の子らしい生活を送っていました。
ただ特徴的なことが一つあって、藤井聡太さんが通っていた幼稚園では「モンテッソーリ教育」をしていました。
「モンテッソーリ教育」とは、簡単に説明すると、教具を使った「お仕事」と言われる遊びの時間と、個別活動を通して子供の自主性を尊重し、個性を伸ばす教育法です。
世界中で支持されていて、教育に携わる領域において大きな影響を与えた教育法の一つと言われていますよ。
具体的な教育方法を上げると、このような感じです。
- 大人が行う日常生活のさまざまな動作(たとえば、ひも通しによる縫う練習、まゆばさみによる箸を使う練習、金属磨きによる磨く練習)などを行い、自立心や独立心を育む。
- 円柱さし、音感ベル、ピンクタワーなどの教具を使って、「対にする」「段階づける」「仲間分けする」という3つの操作でものの考え方を身につけさせる。
- 絵や文字が書かれたカードを使い、語彙や文法、文章構成を学ぶ・言語発達を促す。
- 算数棒やビーズなどを使い、数の概念の基礎、十進法、簡単な計算を学ぶ。
- 世界地図パズルや時計などを使い、歴史・地理・生物・音楽など身近な物事について学ぶ
また、藤井聡太さんは幼稚園で、積み木を自分で組み立ててボールを転がすおもちゃ↓を何時間もやっていたそうです。
この様なおもちゃは、立体を感じる・作るという作業が五感を通して脳に良い影響を与えると言われています。
小学生時代
小学生時代は将棋教室に通っていた藤井聡太さんですが、将棋教室の先生が語るには、「将棋大会で負けると、会場の床に寝っ転がり、仰向けで大泣きした」そうです。
そんな生徒は、今までに彼だけだったとか。
これは負けず嫌いを表していますよね。
また、先生の教えも影響したと考えられます。
現在もその将棋教室はありますが、今でも続いている慣習で、大会の前日に全員にブルース・リーの格闘場面を何回も見せるそうです。
先生は、
「将棋は格闘技と同じであり、闘争心を忘れるな」
「最後の大逆転の可能性を忘れるな」
といったことを何度も伝えているのです。
こうした、負けず嫌いと闘争心、そして幼少期に培った集中力と冷静に物事を判断する力が、藤井聡太さんを天才にさせているのかもしれません。
中学生時代
中学校では「成績は中の上くらい」と話しています。
得意科目は数学と体育(球技より陸上競技系)で、美術は苦手だとか!
まだまだ中学生ですから、これからの活躍が本当に楽しみです。
藤井聡太さんの話出ててくる「集中していることはとことん集中してやらせる」という点については、前に書いた落合陽一さんの話に通じるものがあります。
モンテッソーリ教育のメリット・デメリット
「モンテッソーリ教育」は、「将棋棋士の藤井聡太さんが幼稚園で受けていた」という話題でテレビで紹介されたため、さらに有名になりましたね。
では、この藤井聡太も受けていた英才教育「モンテッソーリ教育」とはどういったものなのか?メリットとデメリットについてご紹介します。
そもそもモンテッソーリ教育とは、「教具」と呼ばれる木製玩具を中心に、教具の形や大きさ・手触り・重さ・材質・色に手で直接触れることで、子供の五感を刺激する教育法です。
整然と並ぶ色とりどりの「教具」と呼ばれる木製玩具。
これらはモンテッソーリの感覚教育法に基づく教材で、モンテッソーリとその助手たちが開発した。
モンテッソーリ教育法では教具の形、大きさは無論、手触り、重さ、材質にまでこだわり、子供たちの繊細な五感をやわらかく刺激するよう配慮がなされている。
また、教具を通し、暗記でなく経験に基づいて質量や数量の感覚を養うことと、同時に教具を通して感じ取れる形容詞などの言語教育も組み込まれている。ウィキペディアより引用
大人が普段行っていることを、幼児は真似たがりますよね。
モンテッソーリ教育で使われる教具(おもちゃ)は、大人が行う動作に似せた作業を「仕事」と見立てて幼児に繰り返し触らせます。
そうすると、いつしか職人の手作業のような慣れが生まれ、子供が何かの形や立体物を作るようになります。
ここで大事なことは、大人がそれを止めないこと。
つまり時間制限を設けません。
集中して行っていれば、何時間でも一人で遊ばせておきます。
例えば幼稚園や保育園では、
- 時間軸で行動を区切ったり
- 次々と違う内容を教えたり・させたり
する、いわば時間割されている教育が多いですよね。
でもモンテッソーリ教育では、これをしません。
モンテッソーリ教育を取り入れているある幼稚園では、園児たちが3時間でも連続で折り紙をしたり、積み木をしたり、木のパズルなどに没頭します。
モンテッソーリ教育のメリット
大人が集中力を邪魔しないで子供の作業の繰り返し・創作をさせることは、結果的に
- 集中力
- 忍耐力
- 継続力
を養います。
この3つって、結構すごい貴重な力ですよね。
この力が備わっている上で勉強をすれば、メキメキ成績があがるでしょう。
社会に出ればどんどん出世したり、起業家になったりもするかもしれません。
実際にモンテッソーリ教育を受けた有名人で、成功者が多数います。
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そして国内でモンテッソーリ教育を受けた有名人といえば、将棋棋士の藤井聡太さんです。
彼はモンテッソーリ教育を取り入れた幼稚園に通っていました。
当時彼がハマっていた教具(おもちゃ)は、紙を編んで作る「ハートバッグ」という袋を作るものだったそうです。
その紙を編み込んで作るバッグは、出来上がる形が無数にあって、大人でも試行錯誤をするような複雑なものですが、藤井聡太さんは毎日大量に作っていたと言います。
なんとその数、日に100個!というエピソードもあります。
また、もう一つ彼がハマった教具(おもちゃ)としてスイス製のキュボロという木製玩具です。
これは、積み木を組み立てて迷路を作りビー玉を転がす創作おもちゃで、立体感覚を身につけることができます。
これもまさにモンテッソーリ教育の「教具」ズバリ!といったおもちゃです。
ちなみに藤井聡太さんは、このキュボロを休日は半日でも遊び続けたそうです。
その頃から、両親は物凄い集中力を感じていたと言っています。
モンテッソーリ教育のデメリット
ここまで読んでいて、「モンテッソーリ教育法にデメリットなんてあるの?!」と言った気持ちになると思いますが、デメリットはあります。
なんでも100%正解はないですからね。
十人十色で、世の中にはたくさんの性格の子供がいますから、相性というものもあります。
デメリット1
モンテッソーリ教育は、先ほどもあげた通り、教具を使った遊びを個々に集中して行う方針です。
つまり、基本的には一人で行う遊びとなります。
自分でやりたいことを選んで、それを黙々とやり続ける。
なので、遊びの時間だけを見れば、集団の中でも自分の意思を通す形になりますよね。
これは逆を言えば、集団に協調するという雰囲気がないということです。
幼稚園ではこれで良いかもしれませんが、小学校にあがったらどうでしょうか?
現在の日本は、教育環境が遅れていると言われています。
公立小学校なんかは特に、協調性がない=悪いという方程式もまだまだ根強いです。
(私立であれば、「個性を伸ばす」とか「得意なことをさらに伸ばす」などの自由な雰囲気があるところもありますが)
なので、モンテッソーリ教育で作られる単独行動の意識が、後々集団行動の中で動きにくくなるかもしれません。
デメリット2
これは幼稚園の方針にもよりますが、モンテッソーリ教育では室内遊びが多いです。
なので、活発に外で遊びたい子供や、黙々と一人で作業をするのが好きではない性格の子供にとっては、ストレスを感じるかもしれません。
「幼少期は外で元気に遊んでほしい」という考え方がパパとママにあれば、モンテッソーリ教育はもしかすると合わないかもしれません。
幼稚園であれば3年間という長期間、そこで教育を受けることになるので、しっかりと考えて納得のいく選択ができるといいですね。
デメリット3
日本でのモンテッソーリ教育の浸透は、まだまだ遅れています。
モンテッソーリ教育の理論として、「多数の教具を使った自発的学習を、大人が見守る」という点があります。
しかし、この理論を始めとする教育法を熟知した先生は一体どのくらいいるでしょうか?
教具にも色々な種類があるし、子供に適切な対応ができるかどうか、見守るとはどのくらいの範囲で?など、指導者が「モンテッソーリ教育」をどのくらい理解しているかというところが不透明なのです。
国内で、藤井聡太さんの報道もあって、「モンテッソーリ教育」という言葉だけが横行しているのではないか?
という懸念があるのも事実です。
日本でモンテッソーリ教育をさせようと考えるのであれば、その幼稚園など施設で働いている職員の何人が認定協会の資格を持っているのか?などを聞いたり、見学したりして、自分たちの目で見極めなくてはいけませんね。
デメリット4
モンテッソーリが生きた時代はもう100年前のことです。
モンテッソーリ教育という子育て方法が脚光を浴びてから、日本にも取り入れられるようになって数十年経ちます。
つまり、古い時代に開発された教育法です。
モンテッソーリの手を使う材料として、古い方法での洗濯や、テーブルの上に落ちたパン粉を掃いたりするものがありますが、そういったことを現代ではほとんどしませんよね?
日常生活の中での作業を真似た遊びであるにもかかわらず、内容が時代錯誤の場合があるのです。
教具も、当時に開発されたものを今もそのまま継承しているものがあります。
当時から見れば今の現代社会とはかなり生活環境も変わっているので、モンテッソーリ教育というものの本質を捉えながら、その手法も進化していくべきです。
しかし、世間にはモンテッソーリ教育という方法に心酔した教育者が、モンテッソーリ教育で伝えられた方法をそのままやろうとする場面も見られるということ。
幼稚園など通わせることを検討する際は、
モンテッソーリ教育の本質をついて、かつ改善を重ねた教育をしているか?
という点を判断する必要がありそうです。
日本でも普及を期待したい
メリットもデメリットも把握した上で、モンテッソーリ教育は素晴らしいと感じます。
日本では小学校からの教育において、モンテッソーリ教育は認められていない(義務教育のカリキュラムに沿う必要がある)のですが、海外では自由なスクールも多いです。
もっともっと、自由で個性を伸ばす環境が整ったらいいのに、思います。
モンテッソーリ教育の考え方からすれば、やはりテレビやゲームのような、一方的な情報を与えられるものは幼児の能力開発に反するとも言えますね。
対象物が動かないものであり、自分から行動して遊べる・創作できるものが大事だということがモンテッソーリ教育の方針から伝わってきます。
「頭が良い子は読書が多い」という一般的に言われるものも、これなら合致しますね。
本という、動かないもの・文字を目で追って頭で想像・理解しなければいけないものも、能力を開発すると言えそうです。(モンテッソーリ教育の教具のような、立体感や豊富な色彩については不足しますが)
この「集中している時はなるべく大人が止めさせない」「自主性を重んじる」という点は、〇〇教育法などの方法論にかかわらず、今日からでも取り入れたい子育て教育法ですね!
モンテッソーリ教育を受けた、その他の有名人
教育界に最も影響を与えたという、モンテッソーリ教育。
マリアモンテッソーリというイタリアの医師であり教師の女性が始めた教育ですが、果たしてモンテッソーリ教育を受けた子供は、今どうしているのか?
実際、マリア・モンテッソーリの教育を取り入れた学校からは蒼々たる成功者が続々と出ています。
ここでは、モンテッソーリ教育を受けた子供達のその後、海外の有名人10人をご紹介します。
Google 創業者
Google創業者のラリー・ペイジ氏、セルゲイ・ブリン氏は、どちらもモンテッソーリの学校に通っていました。
アメリカのテレビ番組でラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏に成功の秘訣を尋ねたところ、モンテッソーリ教育が影響したと答えています。
特にモンテッソーリ教育の中でも自分で選ぶ学習カリキュラムについて重要だったと指摘しています。
二人の通っていた学校では、学生が興味を持って学習したいことを自分で決定するものでした。
「これはルールや命令に従わない訓練の一部であり、自発的に動くクセをつける。」
と発言しています。
彼らはモンテッソーリ教育をGoogleの企業文化にも浸透させていて、「20%のルール」を設けています。
従業員は、1週間のうちの1日は、自分の仕事として決まっているもの以外のことに取り組まなければなりません。
自主性を重んじているのです。
このモンテッソーリ教育によって、Googleマップ、Googleアラート、Googleリーダーなど、多くの主要なGoogle製品をもたらしたと言っています。
Amazon.com 創業者
Amazonの CEO、ジェフ・ベゾス氏。
「ベゾス氏は、新しい市場でアイデアを展開するアマゾンの戦略を『種の植え付け』や『暗闇の中を下降する』と例えることが多い」
と ウォールストリートジャーナルが記しています。
Amazonは、画期的なサービスを次々と出して、その斬新なアイデアがいつも世間を騒がせますね。
こうした何もないところから作り出す創造力というのも、モンテッソーリ教育の良い影響かもしれません。
ショーン・ディディ・コムズ
歌手、レコードプロデューサー、そして俳優であるショーン・ディディ・コムズ氏。
彼はモンテッソーリの背景についてはめったに話しませんが、モンテッソーリ教育の学校の卒業生です。
ダコタファニング
「Man on Fire」と「I Am Sam」の主演を務めた女優である、ダコタファニング氏。
ジョージア州のモンテッソーリの学校に通い、その後は彼女の家族とともに演技のキャリアを追求するためカリフォルニアに移ったそうです。
ジュリア・チャイルド
彼女は書記で、こう書いています。
「モンテッソーリ教育は『失敗に友好関係』」
「間違いは学習において普通のものであり、学習して成長するためには間違わなければいけない」
ウィル・ライト
ビデオゲームのパイオニアである、ウィル・ライト氏。
「The Sims」「SimCity」「Spore」を作成した人です。
ウィル・ライト氏はウォールストリートジャーナル紙に対し、
「モンテッソーリは発見の喜びを教えてくれた」
と話しています。
「ピタゴラス理論のようにかなり複雑な理論に興味を持つようになる。それはあなたへ教える教師からではなく、あなた自身から出てくるものです。」と発言しています。
ウィキペディア 創始者
かの有名な、オンライン百科事典ウィキペディアを運営しているジミー・ウェールズ氏。
彼もモンテッソーリ教育学校の卒業生です。
ガブリエル・ガルシア・マルケス
「コレラ時代の愛」と「100年間の孤独」の著者であるガブリエル・ガルシア・マルケス氏は、モンテッソーリの学校に通っていました。
「子供たちが世界の美しさを敏感に感じ取り、生命の秘密に関する好奇心を目覚めさせるものとして、モンテッソーリ教育よりも良い方法はないと思っています。」と発言しています。
アンネ・フランク
『 アンネの日記』の著者として知られるユダヤ系ドイツ人の少女、アンネ・フランク氏。
第二次世界大戦にて15歳という若さで命を落としましたが、彼女の日記は60以上の言語に翻訳され、2500万部を超える世界的ベストセラーとなりました。
アンネ・フランク氏も、アムステルダムに住んでいる間、モンテッソーリの学校に行っていました。
その他
モンテッソーリ教育を受けた人として有名な人は、他にもこんな成功者がいます。
- Facebook 創業者 マーク・ザッカーバーグ氏
- Microsoft創業者 ビル・ゲイツ氏
- 故ピーター・ドラッカー氏
- バラック・オバマ前米大統領
- 英国王室(ウィリアム王子、ヘンリー王子、ウィリアム王子の長男ジョージ王子)
モンテッソーリ教育を取り入れた知育おもちゃ
モンテッソーリ教育に適したおもちゃにはどんなものがあるでしょうか?
近くにモンテッソーリ教育を取り入れた幼稚園がない場合などは、興味がありますよね。
「お家で子供にやらせてあげたい!」そんなお母さんへ、モンテッソーリ教育を取り入れた知育玩具おすすめの10選をご紹介します。
プレゼントにもおすすめですよ♪
音感ベル
モンテッソーリ教育で取り入れられる音感教育は、音が出る玩具で行います。
上記に紹介したのはベルですが、音が出る玩具は木琴など様々ですよね。
遊び方としては、音階の違うものを組み合わせて音を出すという基本的なものから、同種類の楽器で同じ音色のものをペアでならす、音の高低で並べ替えるなどがあります。
ピンクタワー
ピンク色の立方体が小さいものから大きいものまで10個でセットになった教具です。
1cm〜10cmの立方体で、1cm刻みで大きくなります。
基本的な遊び方としては、大きいものから順に上に積んでいくということ。
これは、10個の箱を使って「数」「10」を感覚的に学ぶことができます。
また、小さなものは指で掴んで、大きなものは両手でつかんで、というふうに大きさの感覚も学べます。
感覚から入り、算数を覚ぶという流れになっています。
色板
上記に紹介した玩具は、色と明度で分かれた板があります。
濃淡による段階付けを行う感覚教具で、一色毎に出して、暗い色から明るい色へと並べます。
中央部分にいろいろな色が塗ってある小さな板を使用して、色の名まえを覚えたり、色の違いや明度の変化を感覚的に学びます。
色の識別、色の対比、組み合わせ、明度の違いがわかります。
円柱さし
遊びを通して指先巧緻性を養うことを目的としています。
大小さまざまな円柱を台座に埋め込んでいく遊びです。
太さや長さが異なる円柱を、手に取って目で見て確かめて、どこに入るかな?と試行錯誤を重ねて正しい台座に移していく作業がお仕事となります。
小さい、大きい、深い、浅い、太い、細い、などさまざまな語彙と立体感を感覚的に学ぶことができます。
ひも通し
男の子にも女の子にも人気の知育おもちゃ、ひもとおし。
カラフルな色合いとやさしい木の手触りが興味をそそります。
黙々と夢中で遊んで、集中力を鍛えることができますよ。
手先の器用さ、集中力のトレーニング向上にオススメです。
数遊び
数学の基礎となる10進法の基礎概念を、楽しみながら自然に学べるおもちゃです。
木製の玩具で手触りもよく、子供の感覚、感性の育成にもなります。
積み木
昔からある積み木は、まさに子供の立体感を養うのにぴったり!
できれば、赤、黄、オレンジ、緑、青、紫いろんなカラー、形がある積み木がいいです。
ブロックは完成形がないからこそ、子どもの想像力や創造力を育めます。
キューブ積み木
カラフルなキューブタイプ(立方体)の積み木です。
パターンカードが付属しているので、その通りに作って並べたり、積み上げたりして遊ぶことができます。
遊びながら図形感覚を育て、創造性を高めます。
バランス積み木
サイコロを振って出た色のブロックを1個ずつイルカの上へ積み上げていくおもちゃです。
大きさの異なるブロックが4種類。
積み重ねていくと乗せるのが難しくなっていきます。
どの大きさから乗せるといいのか?を見極めるのがコツとなります。
ひとりでも、ママパパと一緒に遊ぶこともできます。
イルカの上にブロックを積み上げて、最後に崩してしまった人が負けというゲームをすることで、勝つ喜び・負けるくやしさも学べますよ。
積み木でビー玉転がし
最年少プロ棋士である藤井聡太さんが子供のころ、ビー玉転がしで脳のトレーニングをしていたということで話題になったビー玉転がし積み木。
ビー玉が詰まらず滑らかに転がるように、積み木やスロープの積み方を考えたり工夫したり、手・指先を動かして、前後左右に微調整したりします。
手・指先に意識を集中し繰り返し動かすことでお子様の脳の活性化・成長につながり、集中力を養うことができます。
家にあるもので代用も可能かも
モンテッソーリ教育では、多種類の教具(おもちゃ)を使用して、子供に「仕事」として創造を促します。
これらはおもちゃとして販売されていますが、カラフルであること・立体的に作ることができるもの・組み立てることができるもの・数えられるものなどの要点をつかめば、自宅で手作りも可能だと思います。
むしろ、テレビもゲームもない昔は、家にあるもので子供は勝手に遊んでいたのでは?
そういう意味では、わざわざ買わなくても、家にあるもので代用も可能かもしれません。
以前テレビで、「ピタゴラスイッチ」のような仕組みを、家にある文房具などでひたすら作る少年が放送されていましたから・・・。
ただ、こういったおもちゃを用意すれば時短で済みますし、プレゼントにはぴったりですね!
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