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道徳の教科化の問題点!評価方法など課題も

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道徳は、今まで正式には「道徳の時間」と呼ばれ、教科ではありませんでした。

それが、国語や算数などのように教科の一つになりました。

「特別な教科 道徳」と言われています。

「特別な」とつくだけあって、国語や算数とは異なる部分もあります。

「道徳」と他の教科はどのように違うのか、そしてどのような問題が考えられるでしょうか?

この記事では、道徳の教科化の問題点!評価方法などの課題についてご紹介します。



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道徳の教科化の問題点:道徳の教科は特別

道徳の授業と、国語や算数の授業と同じ部分は、教科書が使われるということです。

今までも、道徳の時間には授業で使われる本が用意され、その本を中心に授業が進められていました。

しかし、これは副読本という扱いでした。

社会や理科で扱う資料集のようなものです。

道徳の教科化では、これが教科書となり、他の教科と同様になります。

そして、教科となったとこで「道徳」にも導入されるのが評価されるということです。

「評価される」という点は、国語や算数と同じですね。

しかし、その評価方法が他の教科とは違います。

通知表では、国語や算数では数値で評価、学校によってA/B/Cで表記されていたり、各教科の項目ごとに○ついているものとついていないものが表示されているだけということもあります。

しかし、それは決められた基準への到達段階を示しているため、表現の仕方はアルファベットとだったり、○印だったりしますが、つまりは数値評価になります。

これが、道徳という教科ではなじまないと考えられ、文章による評価が行われることになりました。

評価は行うが、数値評価ではない点が異なる部分です。

 

道徳の教科化の問題点:評価はどう行われるのか?

では、その文章評価はどのように行われるのでしょうか?

それは、「子どもの学習状況や道徳性に関わる成長の様子」を記述することになります。

そのときに大切にされるのは、

  • 多面的な見方で子供を見ること
  • 個人としての成長を捉えること
  • 一場面ではなく長い期間で見取ること

などです。

では、こうした評価を行うためには、先生と子供にとって何が必要になるでしょうか?

先生は、

  • 発言や会話
  • 作文・感想文
  • ノート
  • ワークシート

など多量の記録から子どもの変化を読み取ることになります。

評価の方針としては立派なものが示されていますが、これを忠実に実行することは簡単なことではありません

良い評価が行われるかどうかは、先生が子供を良く見ていかなければならないでしょう。

 

もう一つ心配されるのは、評価されるということは、入学試験などのために良い評価を取らなければならないということです。

この点に関して方針としては、

  • 調査書に記載しないこと
  • 合否判定に活用しないこと

が掲示されていて、表面上は「心配は不要」ということになりそうです。

もちろん、実行性のある方針になるか?はこれからです。

先生の見方に偏りがある場合、大きな問題点になるかもしれませんので、これだけは徹底してほしいと思います。

 

具体的な授業はどうなるのか?

道徳が教科化するにあたって目指していることは、量的確保と質的転換があります。

今まで道徳は教科ではなかったので、学校の都合で道徳の時間が削られることがありました。

これが、教科となったことで授業時間の確保が必須となり、量的な確保が可能になりました。

 

もう一つの、質的転換は「考え、議論する道徳」のための授業改善です。

今までは、国語的に文章を読み解くだけの授業や、形式化されすぎた授業などが多く見られました。

これを、子どもたちの問題意識を出発点とし、子どもたちの考えや議論を中心とした授業に転換するよう求められています。

ただし、このような授業改善には、時間がかかると思われます。

新しい教育のあり方は、先進的な学校での取り組みをもとにした研究会などが行われ、それをもとに実践が積み上げられて普及していくものです。

そう考えると、方針として示された理想的な「道徳」の授業が行われるのは、まだ先のことになる学校のほうが多いでしょう。

 

まとめ

すでに小学校では始まっている道徳ですが、

  • 評価方法
  • 評価の利用
  • 授業の質的転換の難しさ

など、問題点はまだまだ残っています。

  • どのような評価が行われるのか?
  • そして子どもたちがどのように変化していくのか?

家庭でもしっかりと見ていかなければならないと思います。

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FK

FK

FKです。東北在住、3人の子どもがいます。教育の時事問題に興味があります。子どもには、いろいろな体験を通して成長してほしいと思っていますので、座ってする学習だけでなく、外で活動することも重要だと考えています。新聞を読んだり、本を読んだりして、自分の世界を広げていくことが将来役に立つと思っています。

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