小学生の子供に漢字検定を受けさせることには、どんなメリットがあると思いますか?
「漢字に少しでも興味が持てるように」「良い経験になる」などの期待を持つ親御さんも多いと思います。
漢字検定にチャレンジすれば、
- 行ったことのない会場で大人数の中テストを受ける
- 合格・不合格という結果が出る
という経験ができますので、子供にとってはドキドキするような体験になると思いますよ。
この記事では
- 実際に漢字検定にチャレンジしたお子さんと親御さんの体験談
- 小学生が漢字検定を受けるメリット
についてご紹介します。
漢字検定にチャレンジした小学生の体験談
まずは、漢字検定に挑戦したお子さんの体験談について、親御さんへアンケートをとった結果をご紹介しますね。!
女の子の親御さんー匿名さま
子どもが通っている習いごとの教室が、漢字検定の試験会場になったので受けさせてみようと思いました。
当時小学校3年生だったので、2年生修了程度の9級を受けさせました。
漢字の勉強は、もともと習いごとでも漢字検定対策のプリントをさせてもらっていたので家庭では過去問題を数回やっていました。
学校のテスト以外のテスト(試験)を受けたのが初めてだったので、試験前日は緊張しているようでしたが、試験はスムーズに進み時間内に書き終えられたようです。
試験結果が届いた時、子どもはドキドキしていました。結果が合格と分かった時は満面の笑みで、とても喜んでいました。
合格賞状を持って記念写真を撮り、離れて暮らす祖母にメールをしました。
合格したことで自信がついたようで、また次回も漢字検定を受験するそうです。
男の子の親御さんーFukuさま
通っている小学校で毎年2月に団体受験を開催してくれていたので受験を考えました。
ドリルと過去問題集を購入し、2か月前から学習を開始しました。
小学校1年生では、親がドリルと問題集に学習する日付を書き込み、毎日採点、間違えた個所を練習させました。
学年が上がるにつれて、採点を本人にさせ、学習計画をさせるようにしました。
また、六年生では夏にパソコンで受ける外部のテスト会場での受験をしました。
毎回、「受かった!」と大喜びで帰って来ていました。
六年生の最後は、1ランク上の中学生レベルの級を受けたのですが、落ちてしまいました。
毎回、受ければ受かると思っていたようで、ショックを受けていました。
しかし、これくらいの年齢になったら、成功体験で自信をつけるだけではなく、打たれ強くもなって欲しかったので、良かったと思っています。
中学生になって受けなおして、合格しました。
男の子の親御さんーたっちゃんまんちゃんさま
漢検受検は、塾の授業の一貫だったように記憶しています。
本人は、次男だったこともあり、長男の漢検の様子を見て育ったので、本人任せ、親としましては、全くノータッチでした。
独りで漢字をもくもくと書いては覚え、また、書いては覚えの繰り返しだったのではないでしょうかと、記憶しています。
元々漢字が好きで、覚えたり書いたり、漢字を読んだりといった学習は、楽しんでやっていたと思います。
教材は塾で頂いたものを使っていました。
たまに私も教材を、こっそり読んだりしていましたが、なかなかよく出来ていました。
学習様子を見ていて思ったことは、書く力がついたということです。
漢字を覚えることのみならず、文章を書いたり、 読んだりすることも大変向上したように思います。
結果発表は、皆の前で合格者のみ先生が発表されたそうです。
とても嬉しかったようです。
男の子の親御さんーwowさま
私の息子は漢字を覚えるのがとても苦手です。
1文字どこか抜けていたりとか書かなかったりするので一文字一文字ゆっくり書くように言っているのですが、なかなか思うように書けない為、きっかけは本人の希望で漢検を受けることにしました。
息子が言っていましたが、漢検はとても難しいそうです。
今までよりさらに難しい漢字が出ると言っていました。
学習の様子は私は見たこともない子供の姿を見る事できました。
あれだけ苦手だった漢字を一生懸命に丁寧に書いているのです。
その光景を見ただけでもうるっときてしまいます。
結果発表の様子ですが今回は合格できませんでしたが、息子は次回にチャレンジするそうです。
私は合否にとらわれず頑張ってほしいです。
男の子の親御さんー常夏の太陽さま
海外在住で、日本の教科書を使用し、週1回国語の勉強をしています。
漢字の学習に時間を割くことがなかなかできないので、漢字検定を受験することで、じっくり取り組む良い機会になると思ったため受験を考えました。
学習の様子としては、意外と拒絶することなく、練習問題を一日一ページ取り組んでくれました。
毎日続けることで、書ける漢字が増えることを本人が実感し、「今日も漢字やりたい!」と楽しんで学習する姿勢に変わっていきました。
結果発表の時ですが、自信はあったようで、早く結果を知りたい様子でした。
ただ、周りには合格することしない子がいること、それぞれの気持ちをお互いに考えてみよう、と事前に伝えておいたため、親子でこっそり合格の喜びをかみしめました。
女の子の親御さんーえだまめさま
小学校で課外活動のひとつとして、漢字検定受験があります。
1年生の時は勉強は嫌だとチャレンジしませんでしたが、周りのお友達が受験しているのを見て、やってみたいと言い出しました。
問題集を手にしてもどう進めたらよいかわからない様だったので、一日何ページ進めるかの計画は親が作り、回答チェック、見直しも手伝いました。
毎日やるべきことを決めたので、コツコツ実践していました。
週に一度、過去問題を解き、実践への対応、問題の傾向を掴む様にしました。
受験時は手ごたえがあり、間違えたが、合格はすると自分で言っていました。
結果は合格、間違えたところも自分で気付いた部分だけでした。
努力して、試験を受け、合格する。
勉強に関する検定は初めての体験でしたが、やってよかったそうです。
毎年チャレンジすると意気込んでいるので、支えてあげたいです。
女の子の親御さんーぴっこさま
やはり漢字検定の合格とっていると、あとあと何か役に立つし、所持検定を書く場面が多いので検定はとっておいたほうが良いと思い、チャレンジさせてみました。
普段から国語、特に漢字を得意としておりましたので、しっかり家庭内勉強にも励んでおりました。
学校で習う漢字はもちろんですが、漢検の問題集も3冊ほど解いていました。
問題集で解いた段階でも回を重ねるごとに間違いはかなり少なくなっていたし、合格ラインにまで達していました。
そこで、だいたい傾向がわかったところで実際に漢字検定に望ませました。
すると、結果は合格で漢字検定を手に入れることができました。
この調子でもっと上級の漢字検定も受けていってもらえたらなと思っています。
男の子の親御さんーこうたさま
学校ではそれなりに勉強をしていた息子も、家に帰ってくれば、スマホのゲーム三昧。
そして、普段から活字とは無縁の生活をしていた事で、漢字が全くの苦手だったのです。
そこで、丁度同じクラスの友達が漢字検定を受験するという話を聞き、私も息子に半ば強制的に受験させようと思ったのです。
そうは言っても、本人がやる気が無ければ、漢字検定の勉強など進むはずがありません。
そこで、友達の家に遊びに行く時に、漢字検定の勉強も一緒にさせる事にしたのです。
友達は、元々本を読む事も好きで、勉強も進んでやっていたので、子供も自然とやるようになったのです。
少し難易度の高い級ではありましたが、一度覚えようとすると、その吸収力は高く、息子もその友達も揃って合格しました。
小学生が漢字検定を受けるメリット
以上の体験談アンケートを踏まえると、
- 合格したことで自信がついた
- 「次も受験しよう」と学習意欲が向上した
- 不合格という挫折経験で打たれ強くなった
- 漢字だけでなく、文章を書く・ 読む力が向上した
- 一生懸命に丁寧に感じを書くようになった
- 書ける漢字が増えることで学習意欲が向上した
- 親子のコミュニケーションになった
- 意欲さえあれば難易度の高い級にもチャレンジできる楽しみがある
と言ったメリットが言えそうです。
これは、かなりいい効果が伺えますね!
合格・不合格という結果が出ることは、子どもにとってゲーム感覚でもある印象です。
勝負となると、俄然やる気になる男の子も多いと思います。
子供がやる気にさえなれば、私も子供にチャレンジして欲しいと思いました。
漢検については様々なドリルも販売されていますので、購入してみるのもいいですね▼