小学生のうちから文系or理系といったものがあるのでしょうか?
子供というのは無限の可能性を秘めているので、一概には言えないかもしれませんが、私の場合、自分を思い返すと小学生の頃から文系だったのは間違いないです。
もちろん、先述のように可能性はあるとは思いますが、小学生のうちから既に得意・不得意といったものは現れてきているのは事実だと思います。
- この子は理数系は得意そうだけど、国語力がなさそうだ
- この子は表現力は高そうだけど、計算は苦手
など、親から見ていても、それぞれの子供の文系・理系の片鱗が見えているという子が多いのではないかと思います。
いったい、それはいつぐらいから現れてくるのでしょうか?
また、文系or系と一度分かれてしまったら、違う方を得意にすることは不可能なのでしょうか?
気になる文型・理系について調べるとともに、理系の元になる算数が苦手になる前にどんな対策をたてると有効なのか?を調べてみました。
そもそも文系・理系とはどういうもの?
よく文系・理系と言いますが、それぞれどういう人を文系と分類し、理系とはどういった人の事を言うのでしょうか?
そもそもその分類がされるのには、脳の使われる場所が関係しています。
左脳は計画性があり、正確性が高い他、理性的で現実的な考え方をする脳です。
つまり、人間的な思考や論理を司るのは左脳の働きなのです。
逆に右脳は動物的で野性的、直感的な働きをするのです。
では、これが文系か理系、どちらがそれぞれあてはまるのかというと、左脳は文系、右脳は理系にあてはまります。
理系の人が理屈っぽいイメージがあると思いますが、これは常に原因を追究しようとする発想からで、他にも瞬時に記憶したり物事を処理する能力に優れているのは、右脳の働きが活発だからなのです。
対して左脳は文系的な脳だと言われています。
文系は、その言葉の意味や定義について深く考えるタイプです。
感情や自分の考えを踏まえて答えを導き出したり、どちらかというと客観的より主観的考えだとも言えるかもしれません。
それぞれどちらの脳が活発に働くタイプかによって、文系・理系と分類されているということになります。
文系or理系は小学生から分かれる?
小学生で文系or理系は決まるのでしょうか?
気になるこの点については、NO!と言いたいです。
というのも、子供の可能性は無限にありますし、いまどきどちらか2つに分けるという考え方自体が、時代にそぐわないからです。
算数にしても文章問題では国語的能力も必要ですし、そのまた逆も然りといったことは多々あります。
それに、大人になり仕事をするとなると、どちらの能力も必要不可欠となり、文系の弁護士という職業にも情報を整理したりする中で理系的な作業も不可欠ですし、理系の医者にしても、人に説明する文系的能力は不可欠なものだと言えます。
そういったことからもわかるように、結局はどちらの能力もバランス良く必要なのは明らかであり、その中で主となるものがどちらかというところに文系・理系の分かれ道があるだけなのです。
小学生の段階で、その分かれ道があるのかについては、その思い込み自体が子供の将来に大きく影響を及ぼす傾向があるため注意が必要です。
自分で「これが得意だ」と感じたり、周りに「できる」と言われることでセルフイメージが強くなって、脳の使い方が固定されていくのだとか。
なので、小学生の段階で「これが苦手だね!」とか、「これは得意だね!」といったイメージを、あまり植えつけないようにすることが、子供自信の可能性を広げることに繋がります。
小学生の子供が算数苦手にならないために
小学校の勉強でも、高学年にもなると結構難しい内容も習うようになり、特に算数は苦手意識がある小学生にとっては、難関教科の1つです。
小学生のうちに苦手意識を持ってしまうと、中学生になってからはさらに苦手になってしまいます。
だから小学生のうちに算数が苦手になってしまわないようにすることは、中学に向けてとても大事なことだと言えるのです。
では、算数の苦手意識をなくすには、どうすれば良いのでしょうか?
「算数が苦手だ」と言う子をみると、小学1年生の段階から差ができている子も多いのだそうです。
算数は実は積み重ねの教科なので、下の学年の段階でつまづくと、それはずっと先までついてきてしまうのです。
なのでまずは、
- 自分がどこでつまづいているのかを知り
- 下の学年であってもそこまで立ち返り
- そこからやり直すこと
が最初に必要なことです。
とはいえ、算数の基本は計算問題、文章問題ですよね。
つまりは、
- 計算ミスをなくし
- 文章を読み解く力=文系能力をつける
ことができれば、算数嫌いはほぼ克服できるといっても過言ではありません。
結局のところ、この2つさえできれば、算数は苦手ではなくなるのです。
そう考えても、算数という教科の中でも理系的計算能力と文章問題を理解する文系的能力が必要という事になります。
どちらも必要不可欠であり、どちらもバランス良く能力を磨くことが、将来の文系・理系に進む上でも大切なことになると実感しますね。
結局のところ、文系or理系と分かれたところで、どちらにしても他方の知識や能力も必要不可欠なのです。
そういう点からも、小学生のうちから文系or理系と分けてしまうのではなく、どちらの可能性も高める意味で、どちらの能力も養っていくことが大切です。