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小学校プログラミング必修化の問題点!先生は未経験?!教材はどうする?!

更新日:

新学習指導要領では、さまざまな変更が行われました。

その中で話題になっていることの一つに、プログラミング教育があります。

しかし、よく考えてみると全部の先生がプログラミングを経験しているかといえば、そうではありません。

この状況で本当に、プログラミング教育はうまくいくのでしょうか?

この記事では、小学校プログラミング必修化の問題点!先生は未経験?!教材はどうする?!についてご紹介します。



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小学校プログラミング必修化の問題点:先生は未経験?!

プログラミング教育の必修化」という言葉が先行すると、誤解されることがあります。

それは、英語の必修化と同じように、教科が増えると考えることです。

しかし、そうではありません。

プログラミング教育は、「プログラミング的思考」を育むために今あるカリキュラムの中の必要な場面でプログラミングを利用するということです。

プログラミング言語として有名な「C言語Javaを教えなさい」と言われれば、今の小学校の先生のほとんどは無理だと思います。

教科を教えるためにプログラミングを利用するとなると、必要になるのは

  • 今の先生がすでに持っている教科内容に対する理解
  • プログラミングツールの操作方法

です。

おそらくプログラミングツールは、小学生が扱いやすい簡易なものが採用されると思いますので、先生であればその利用方法の習得はそう難しいものではないでしょう。

では、どのようなプログラミングツールが利用されるのか?そこにはどんな問題点が出てくるのか?

ご紹介しますね。

 

小学校プログラミング必修化の問題点:教材や授業内容は?

プログラミングはキーワードを利用して行われます。

例えば、条件に当てはまるときはAの処理を、あてはまらないときはBの処理を実行したいとき、次のように書きます。

if (条件判断) then (YesのときAの処理)else (NoのときBの処理)end if

(VBAという言語での書き方です。実際は適宜改行をいれます。)

このとき、英語を学習しているとifという単語が「もし」という意味を知っているので、このキーワードを理解しやすいのです。

ところが、小学生では英語の知識が少ないのでここでつまずきます

技術者が使うプログラミング言語の多くは、英語で理解できるものがキーワードになっています。

 

そこで検討に上がってくるのが、こうしたキーワードに日本語が扱える言語です。

さきほどの「if」を「もし」と書きます。

これだと小学生でもキーワードを覚えやすく、取り組みやすくなります。

ところが、ここでもまだ問題が残ります。

「もし」というキーワードはこのまま書く必要があります。

つまり、「もしも」と書くと思うように動作しません。

さらに、キーワードを認識させるために「もし」の後にスペースをいれる必要があります。

こうした書き方の難しさがあると、その部分で混乱してしまい、肝心の教科の学習内容に進めないことが考えられます。

 

そこで候補に上がるのがビジュアルプログラミング言語と呼ばれるものです。

これは、キーワードなどがかかれたブロックが用意されていてそれを並べていくことをイメージすると良いと思います。

これであれば、組み合わせや順番を考えるだけなので覚えやすくなります。

先の日本語で書けるツールとして、「ドリトル」というものがあります。

そして、ビジュアルプログラミングとしては「スクラッチ」というものがあります。

 

スクラッチとは?


アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボのライフロング・キンダーガーテンというグループが作った、小学生でも簡単にプログラミングができるソフト
ウェブで自由に使うことができて、自分だけのゲームやアニメーションをだれでも作ることができる。
作った作品はほかの人に公開することができ、ほかの人が作ったゲームを見たり、遊んだりすることもできる。

https://www.nhk.or.jp/school/programming/start/index.htmlより引用

特に「スクラッチ」のほうは本も市販されているので取り組みやすいと思います。

例えばこんな本が役に立ちますよ▼

 

小学校プログラミング必修化の問題点:教えるための環境

今後、実際にプログラミング教育を進めるにあたっては、ICT環境の改善が必要になる場合が考えられます。

現在は、国の政策によりほとんどの小学校でコンピューター室が整備されていますよね。

しかし、プログラミングを本格的に利用していき、指導事例が充実してきて活用する場面が増えてくると、今の設備では不足することも考えられます。

そうしたとき、タブレットの導入などICT環境の改善が必要になり、そこで実行したいけれどできない場面がでてくるかもしれません。

こうしたハード面の環境整備と合わせてソフト面の整備も必要になってきます。

さきほど例としてあげた「ドリトル」「スクラッチ」など候補になるものはすでにありますが、今後はいろいろな事業者でこうしたツールの導入支援やツールの開発などを活発にしてくると思います。

そうした中で、ツールが乱立すると転勤のたびに先生が使い方を覚えなくてはなりません

そのため、導入は教育委員会単位になるのが基本になると思います。

そして、実際どの場面でプログラミングを利用するか、どう利用するかなどの指導事例の充実が必要です。

こうした環境整備を国が中心となって、2020年度の開始に向けて急ピッチで行われます。

 

まとめ

  • ビジュアルプログラミング言語を利用すること
  • 実践指導事例が充実していくこと

ができれば、どの先生もある一定のレベルでのプログラミングを利用した教育が行えると思います。

しかし、水泳の得意な先生に習った方が上達が早いのと同じように、プログラミングの経験・素養があるかないかで子どもたちの学びの深さは変わります。

そういう意味では、先生たちはプログラミングについて学ぶことが求められてくるでしょう。

 

小学校の先生に頼らずに、プログラミングを一足先に学習できる通信教育もありますよ▼

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FK

FKです。東北在住、3人の子どもがいます。教育の時事問題に興味があります。子どもには、いろいろな体験を通して成長してほしいと思っていますので、座ってする学習だけでなく、外で活動することも重要だと考えています。新聞を読んだり、本を読んだりして、自分の世界を広げていくことが将来役に立つと思っています。

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