2019年は「大学入学共通テスト」について物議をかもすニュースがありましたね。採点の公平性の確保や自己採点の難しさなどの理由から、「国語と数学の一部記述式の導入」が見送られることが文部科学省で決定されました。この記述式は見送られたものの、2020年からは「新学習指導要領」が始まりました。
また、グローバル社会・情報社会・AIなどの急速な技術の発展を遂げるこれからの世界において、子供達が生きていくためにはどんな能力が必要なのか?という視点をもとに、「自分で考える」「自分の考えを相手に伝える」と言った能力が注目されています。その結果、昨今でよく謳われているのが「記述力」「思考力」「読解力」などですね。
まさに今、10年以上も継続していた学びのスタイルが変わろうとしています。
そして通信教育業界も、この動きに合わせるように内容をアップデートし続けています。
今回は、通信教育業界の中でも特に進化し続けているスマイルゼミの学力診断テストの内容についてご紹介しようと思います^^
スマイルゼミで全国学力診断テストが受けられるように
学力診断テストが、2020年春からスマイルゼミ で受けられるようになります。
国語と算数のみ、1年生〜6年生の全学年が対象です。
1年生の入学時と6年生の卒業時はありません。
年に3回の長期休み(春休み・夏休み・冬休み)のタイミングに合わせて、学習の要となる国語と算数で、全国学力診断テストをスマイルゼミ タブレット上で受けることができる、というものです。
「全国学力診断テスト」と言っても、紙のテストではありません。
スマイルゼミ は100%タブレット学習なので、スマイルゼミ学力診断テストの受け方・やり方は簡単。
タブレット上に「とくべつこうざ」タブが表示され、そこから「全国学力診断テスト」が利用できますよ!
テスト期間内であれば、都合の良い時間に受験できるようになります。
1教科あたりの所要時間は30分~40分程度で、国語と算数はそれぞれ別々に取り組むことができますが、一回受験しちゃうと再度受験することはできません。
なので学力診断テストの項目を受けるときは子供任せにせず、親も余裕を持って静かな環境を整えることが活用のポイントだと思います^^
テストが終わったら、間違えた問題をふり返り講座で詳しく確認することができますよ。↓
スマイルゼミ学力診断テストの良いところ
スマイルゼミ学力診断テストの良いところは、
- テスト終了後にその場で採点してくれる
- テスト結果・学力到達度がみまもるネットに記録される(過去のデータも残る)
- 比較できるグラフ化される
- テスト結果をもとに、学力が診断でき、間違えた単元の復習ができる講座へ誘導してくれる
という点!
特に、テストの結果で間違えた問題に対し、子供の学力に合わせた復習講座をその場で配信してくれる機能はすぐれもの。
単元ごとの結果に応じて基礎問題や応用問題などを配信してくれるので、得意分野をさらに伸ばし、苦手分野を一つずつ克服してくことができますよ。
その場でやらなくても、スマイルゼミを開いたときに表示されるミッションで、復習講座をやるように頻繁に促されます(笑)。↓
これにより、長期休暇のタイミングで、子供がどの単元が苦手なのか・身についていないのかが一目でわかるようになります。
- 教科ごとの学力到達度
- 単元単位の得意・不得意の洗い出し
をすぐにチェックできる優れものです。
これを活用すれば、なんとなく不安を感じて夏期講習を受けさせたり、手当たり次第にドリルに手をつけずに、苦手単元を把握して自宅で反復特訓することも可能ですね!
スマイルゼミ なら苦手単元の復習講座を自動で配信してくれるので、それを繰り返し取り組めば良いというシンプルな流れ。
とても効率的です。
また、次の学力テストで単元の学力到達度をチェックし、上がっているのか?下がっているのか?がわかるようになります。
例えば国語は、こんな感じです。↓
難易度の基準と正誤が表示されるので、間違えた問題のレベルなどを照らし合わせながら、子供の実力を大まかに確認することができます。
取組時間もバッチリ確認できます。16分は短すぎる!もっとじっくり取り組んでほしいですね・・・;
スマイルゼミ学力診断テストの「もう少し」なところ
スマイルゼミの学力診断テストには、難しい応用・発展問題も含まれます。
国語では、文章読み取り問題で教科書で取り扱っていない文章が出題されます。算数でも、学校で習う教科書の問題から少し難しくした応用問題が出ます。
つまり、教科書準拠の基本問題以外にも、応用として出題される問題があるんです。
応用・発展問題を受けられるのは、まさに「実力テスト」という感じで良いのですが、テストで間違えた問題をやり直しで解くときは、解説を見ても子供だけでは理解できない場合があるので、そんなときは親が見て解説してあげる必要があります。^^;
また、一般的な「全国学力診断テスト」を受けるメリットの一つは「子供の学力が全国の小学生の中でどのくらいの位置なのか?」がわかることですよね。
なのに!!スマイルゼミの学力診断テストは、順位・平均・偏差値などはわかりません・・・。
わかるのは、学力到達度・単元別得点率など、子供の得点に関するものだけです。
評判の英語教材がさらにグレードアップ
2020年4月から全面施行される新学習指導要領では、英語の内容も大きく変化します。
特に、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの能力をバランスよくつける事が求められるようになります。
スマイルゼミの英語教材は、もともとこの4つの能力を伸ばす面は強いのですが・・・。
そこをさらにグレードアップして、「スピーキング力」を養う講座を新たに追加するとのこと!
小学校で使われる英語の教科書は7社ありますが、スマイルゼミは出版される7社の全てに準拠しています。
子供の学校の授業内容に合わせて勉強を進めることができますね。
英語については、中学生以降も「コミュニケーション重視」など求められる力も変化しています。
英語プレミアムをつければ、さらに幅広く、小学生のうちから英語力を養うことができるのでオススメです。
スマイルゼミ英語プレミアムをHOPからSTEPへ変更しました[レビュー]
スマイルゼミ英語プレミアムHOP・STEP・英検コースの口コミ*効果や感想のアンケート結果!
発展クラスの学習量が増える・難易度が上がる
上に書いた通り、2020年に施行される新学習指導要領では「自分で考えて表現する力」が求められます。
スマイルゼミの発展クラスでは、
- 文章読解力
- 論理的思考力
- 問題解決力
をつけられるように、小学校の教科書の範囲を超えた、より難度の高い「考えて解く」問題が多く配信されるようになります。
さらに発展コースでは、難問の解説には動画やアニメーションなどを使うなどして、子供が理解できるように工夫されているそうです。
あれ?これって・・・Z会みたい?
専用タブレット学習のスマイルゼミ で、発展コースを有料オプションでつけて、Z会のように良問が出る問題を解けるなら・・・結構な魅力となります。
今後の評判が気になるところですね〜^^
※発展クラスへ切り替えは「みまもるネット」にログインして手続きできますよ。
我が家では3年前から長女が発展コースに挑戦中です↓
教育が変わる?どう変わる?
「結果的にどう変わるのか、わからない」というのが今の過渡期です。
今高校生のお子さんは、大学入試が変わるタイミングで大変だと思います。
今小学生・中学生なら、これからの国の方向性と実際の現場の変化、学校選び、受験について、よくよく調べ観察し、考えて選択していかなければいけませんね。
教育業界も追いつくために色々な対策を取っているので、その動きを見るのも良いと思います。
試験内容が、従来の「詰め込み型」から「自分で考える型」になってきているのは、個人的にはとても面白いと思っています。
今後の変化が楽しみですね!