タブレット学習が普及し始め、自分の子どもに使わせるか検討している方も多いと思います。
そこで気になるのが、タブレットを使用することによる視力の低下です。
タブレット学習を行うと、本当に視力が落ちるのでしょうか?
この記事では、小学生のタブレット学習は視力にどんな影響がある?子供の目を守る対処法についてご紹介します。
視力が落ちる原因
視力が落ちる原因は、食生活や住環境・生活習慣なども影響します。
そのため、これが原因で視力が落ちたとか、これをしなければ視力は落ちないといういことを断定することは難しいです。
しかし、そうした数ある原因の中から、タブレットの使用が視力に影響を与える原因を考えると、「近い距離を長時間見ること」があげられます。
視力が落ちるということは、ピント調節機能が衰えることです。
近い距離を長時間見続けると、ピント調節を行う必要がありません。
使われない機能は落ちていくのが人間の体です。
そのため、視力が落ちていきます。
そう考えると、タブレットは「近い距離を見ること」ですので、長時間行えば視力低下につながると言えます。
しかし、これは紙を用いた学習でも同じことが言えます。
長時間見続けることが原因ですから、それはタブレットであろうが、紙であろうがどのように学習に取り組むかが大切になります。
視力が落ちないための対処法
長時間見続けることが原因ですので、適度な休憩をとることがひとつの対策になります。
もともと小さいうちは集中力も長く持ちませんから、タイマーなどを使って短い時間の学習と休憩の繰り返しを行うことは有効です。
休憩時はどのようなことをすると視力低下が防げるでしょうか。
まずは、目を休ませるためには、目を閉じることです。
10秒でも、20秒でも目を閉じることで目が休まります。
そして、「近くを見続ける」が良くないので、休憩のときに遠くを眺めるようにしましょう。
タブレットによる視力影響のための対処法
近くを見ることによっての視力低下は、タブレットでも紙でもほとんど同じですが、タブレット特有の問題もあります。
ひとつは、タブレットサイズの問題です。
紙での学習は、A4サイズやB5サイズ、B4サイズなどさまざまありますが、どれもある一定の大きさがあります。
これに対して、タブレットはさまざまな大きさのタブレットが販売されていて、なかにはスマホ程度の大きさのものもあります。
画面が小さいということは、それだけ見る範囲が小さいということで、目の動きが小さくなります。
よりピントをあわせる機能を使わないということです。
そのため、できるだけ大きいサイズのタブレットが好ましいです。
もちろん、持ち運べる便利さに関わる部分ですから、大きさだけでは決められないと思いますが、許容できる範囲で大きなものを選ぶようにしましょう。
もう一つは、紙にはなくてタブレットにあるもの、ブルーライトです。
ブルーライトとはLEDディスプレイから発せられる強い青色光のことです。
非常にエネルギーの高い光で、目への悪影響が考えられます。
これについては、
- ブルーライトカットフィルム
- ブルーライトカットメガネ
などたくさんの対策グッズが販売されています。
ブルーライトカットフィルムは、タブレットに貼れば良いので意識しなくても使用できる便利さがありますが、そのタブレットサイズに合うものを探す必要がありますね。
スマイルゼミタブレット3専用の保護シート・フィルムおすすめは?ブルーライトカットで目を保護しよう!
ブルーライトカットメガネは、ブルーライトを発生する機器があふれている現代では、それひとつで全てに対応できて便利です。
反面、特に子供が小さいうちはかけるのを忘れたり、かけるのを嫌がったりするかもしれません。
子どもが継続して使用しやすい方法で対策することが大切です。
管理しないと一定程度の視力低下のリスクがある
タブレット学習をしても、「視力が落ちないです。安全です。」とは言えません。
やはり、一定程度の視力低下のリスクがあると言えるでしょう。
しかし、それはタブレットに限ったことではありません。
目を休ませたり、遠くを見たりすることを意識的に行えばリスクを下げることは可能です。
そして、視力低下の要因はひとつではありません。
何かひとつを遠ざけるのではなく、生活習慣・環境を整えることが大切です。